【2024年最新】RPAツール比較!機能や料金の違い、選ぶ際のポイントも紹介

RPAツール16選を比較!機能や料金の違いも解説

近年多くの企業や組織から、注目を集めるRPA (ロボティック・プロセス・オートメーション、Robotic Process Automation)。

RPAとは、パソコン上での日常的な作業やルーティン化された業務などを24時間自動で行ってくれるロボットです。

多くの企業や組織が、人件費の削減や業務効率の向上、コンプライアンスの順守などを期待してRPAの導入を検討していると言われています。

しかし、多くの企業がRPAツールを開発・販売しているためどのツールを導入すべきかわからないという方も多くいることでしょう。

こちらでは、RPAツールの比較と比較する際のポイントの解説を通して、それぞれのRPAツールの特徴などを理解してもらえることを期待しています。

RPA導入時の、比較ツールとしてご一読ください。

目次

RPA比較3つのポイント

RPA比較3つのポイント

RPAを比較する際には、どういった点に注目するべきなのでしょうか。

以下から、RPA比較に重要な3つのポイントを解説していきます。

  1. サポート体制
  2. 操作性
  3. 価格

比較ポイント①:サポート体制

サポート体制は、RPAを比較していく際に重要なポイントとなります。

RPAツールは、近年簡単に利用できるような製品や機能開発などにフォーカスされ、IT技術に明るくない方でも活用することが可能。

しかし、万が一の場合を考慮した際にサポート体制は盤石である方が良いと言えます。

RPAツールを提供する多くの企業が近年はサポート体制を拡充している状況であるため、サポート体制が用意されていないというケースはあまりないと言えますが、サポート体制の有無だけではなくサポートの内容なども十分に鑑みる必要があると言えるでしょう。

比較ポイント②:操作性

操作性も、RPAを比較する際の重要なポイントです。

しかし、操作性についてはユーザーのIT技術に対する経験やなどによって変わります。

ITに強く、すでにRPAを用いた経験がある方やRPAを用いて多くのことをしたいという方には、複雑な操作性であってもカスタマイズ性が高いRPAの導入。

RPAの利用が初めての方などには、シンプルかつ直感的に操作することができるRPAの導入がおすすめです。

そのため、ご自身の求めるRPAの操作性を定める必要があると言えるでしょう。

しかし、近年はシンプルかつ直感的な操作性を担保したRPA、かつカスタマイズ性に優れているといったツールもリリースされており市場の変化が起こりつつあります。

比較ポイント③:価格

やはり、価格もRPA導入を検討する際には比較対象となるポイント。

RPAツールの種類や、機能、契約期間などによって価格帯は大きく異なります。

そのため、RPAツールの比較をする際には、利用したい機能をカバーしつつ、利用者の予算や想定コストなどと相談し検討することをおすすめします。

RPAツール比較16選!

ここからRPAツールの比較をしていきましょう。

価格に強みのあるRPA

  1. MICHIRU RPA
  2. アシロボ
  3. EzRobot
  4. Autoジョブ名人
  5. ASTERIA Warp
  6. UiPath
  7. Power Automate

機能に強みのあるRPA

  1. Bizrobo!
  2. WinActor
  3. ロボパットDX
  4. Blue Prism
  5. RoboTANGO
  6. batton
  7. Automation Anywhere
  8. AUTORO
  9. Robotic Crowd

価格に強みのあるRPA

1.MICHIRU RPA

MICHIRU RPAのHP

MICHIRU RPAは、株式会社MICHIRUが提供しているデスクトップ型RPAです。

こちらのツールの主な特長は、業界水準約1/3の月50,000円で利用することができる低コストと感覚的に利用しやすい抜群の操作性であると言えるでしょう。

ノーコード操作での、RPA設定が可能で初心者にもやさしいツールです。

また、サポート体制も充実しています。

RPA稼働中にエラーが起こった際に、ユーザーのLINEにエラーのメッセージが届き、そこに表示される指示をクリックしていくだけで自動改善。

このようなサービスは、MICHIRU RPAのユニークな点であり、RPAツール利用初心者にとっては魅力的な点であると言えます。

RPA比較表:MICHIRU RPA

比較ポイント①:サポート体制 ◎ (LINEなどのサポート)
比較ポイント②:操作性 ◎ (初心者にもわかりやすい開発画面)
比較ポイント③:価格 ◎ (50,000円/月, 初期費用100,000円)


2.アシロボ

アシロボのHP

アシロボは、中小企業向けに開発されたRPAツールです。

一方で、「株式会社朝日新聞社」、「株式会社読売」、「株式会社リクルート」などの大企業への導入実績も誇っており、中小企業にも大企業にも利用しやすいRPAツールと言えるでしょう。

アシロボの特長は、一般的に初心者が数か月かかると言われているRPAツールを約8時間で使いこなすことができるという操作性と育成体制です。

さらにこちらの製品は月に50,000円で利用でき、サポートも無料で利用可能という中小企業にも優しい値段設定。

また、無料トライアルが用意されている点も導入への敷居が低く抑えられており非常に初心者ユーザーに優しいRPAであると言えるでしょう。

RPA 比較表:アシロボ

比較ポイント①:サポート体制 ◎ (理解しやすいサポート体制)
比較ポイント②:操作性 ◎ (初心者でも簡単な操作画面)
比較ポイント③:価格 〇 (50,000円/月, 初期費用200,000円)


3. EzRobot

EzRobotのHP

EzRobotは、RPAソリューションズが提供するお手頃なデスクトップ型RPAツールです。

こちらのRPAツールの特徴は、月50,000円での利用、かつ初期費用が不要という安価なコストです。

さらに、EzRobot導入の2台目以降は40,000円というさらに安価になる点も強みです。

また、EzRobotは小売業や製造業など多種多様な業界で使用されている実績もあり、業界や業種を選ばず利用しやすいRPAであると言えるでしょう。

RPA 比較表:EzRobot

比較ポイント①:サポート体制 〇 (徹底的なサポート)
比較ポイント②:操作性 〇 (初心者にもやさしい UI)
比較ポイント③:価格 ◎ (50,000円/月, 初期費用なし)


4. Autoジョブ名人

Autoジョブ名人のHP

Autoジョブ名人は、ユーザックシステム株式会社が提供しているデスクトップ型のRPAツールです。

こちらのRPAツールは、1年180,000円~という圧倒的な低コストが特長です。

また、Autoジョブ名人はサポートツールが充実しており、こちらの製品を導入した後には開発から運用に至るまで専任SEによる充実したサポートを受けることが可能。

さらにこちらの製品は、ブラウザだけでなくwindowsのアプリケーションとの互換性が高いため、アプリにもスムーズに利用することが出来ます。

また、2か月無料でトライアルができる期間が用意されているため、トライアル期間を経て導入を検討してはいかがでしょうか。

RPA 比較表:Autoジョブ名人

比較ポイント①:サポート体制 ◎ (専任SEのサポート有)
比較ポイント②:操作性 △ (フローがわかりづらいかも…)
比較ポイント③:価格 ◎ (180,000~円/年)


5. ASTERIA Warp

ASTERIA WarpのHP

ASTERIA Warpは、アステリア株式会社が提供している国内でも8000社以上の企業への導入実績を誇るRPAツールです。

こちらのツールも、低価格という点に大きな特長があり、初期費用0円、月額30,000円から導入が可能です。

直感的な操作が可能で、プログラミング知識がなくても自動化することができるため、RPAツール利用初心者にも簡単に使いこなすことができるでしょう。

また、無料トライアル期間を利用して操作感などを確認してから導入を決定するといったことが出来るため、唯一デメリットとなりうるサポート体制についても無料トライアル期間に確認することをおすすめします。

RPA 比較表:ASTERIA Warp

比較ポイント①:サポート体制 △ (電話やチャットなし…)
比較ポイント②:操作性 ◎ (直感的な操作)
比較ポイント③:価格 ◎ (30,000円~/月, 初期費用なし)


6. UiPath

UiPathのHP

UiPathは、UiPath株式会社が提供する世界的に導入実績のあるRPAツールです。

日経コンピュータ顧客満足度調査2020-2021のRPAソフト/サービス部門では2年連続で1位を獲得しました。

こちらのツールの操作は簡単で、ローコードでの開発が可能。

また、RPAの設定をする際には多くのフローが用意されているため、初心者の方でも簡単に行うことができます。

さらに、UiPathには多くのプランが用意されており、ユーザーの方が利用したい機能のみを利用することができ、多額のコストをかけたものの使っている機能は一握りといった状況を回避することが出来るでしょう。

RPA 比較表:UiPath

比較ポイント①:サポート体制 △ (有料の場合も)
比較ポイント②:操作性 〇 (ローコード操作)
比較ポイント③:価格 ◎ ($420~/月, 初期費用なし)


7. Power Automate

Power AutomateのHP

Power Automateは、米企業Microsoftが提供しているRPAツールです。

こちらのRPAツールの特長は、Microsoftが提供するツールであるという信頼や豊富なプランが用意されている点にあると言えるでしょう。

Microsoft製品 (Outlookやword, Excelなど) はビジネスシーンで広く利用されており、多くの会社の信頼を得ています。

また、Power Automateは一般的なサブスクリプションプランに加えて、実行によっての課金を設定している従量課金プランも用意されており、RPAを導入したいけどあまり頻繁には利用しないという方にもおすすめです。

さらに、デスクトップ型のみではありますが、無期限でRPAを無料で利用することができるプランが用意されており、RPAの導入を迷っている方にとっては心強いプランであると言えるでしょう。

RPA 比較表:Power Automate

比較ポイント①:サポート体制 △ (別料金が必要な場合も)
比較ポイント②:操作性 〇 (操作の説明は少なめ…)
比較ポイント③:価格 ◎ (1,880円~/月, 初期費用なし)


価格に強みのあるRPA一覧:

製品名 サポート体制 操作性 価格 無料トライアルの有無
1 MICHIRU RPA 〇 (30日間) *期間限定
2 アシロボ 〇 (1か月)
3 EzRobot 〇 (1か月)
4 Autoジョブ名人 〇 (2か月)
5 ASTERIA Warp 〇 (5~30日間)
6 Uipath 〇 (60日間)
7 Power Automate 〇 (30日間)

機能に強みのあるRPA

1.BizRobo!

BizRobo!のHP

BizRobo!は、RPAテクノロジーズが提供しているRPAツールです。

こちらのRPAツールは、10万以上のロボットをこれまで開発してきたノウハウが蓄積されたRPAテクノロジーズによって生産されたもので、実績十分です。

この製品には、豊富なラインナップが用意されており、小規模のBizRobo!miniやサーバー型のBizRobo! Basic、また書類のスキャニングに特化したBizRobo! Documentなど特定の業務に特化したものまで用意されています。

また、ローコード操作や安心のサポート体制、また豊富なラインナップによる自社にあったRPAツールの選択が可能であるなど、導入後にはRPAを満足することが出来るでしょう。

RPA 比較表:BizRobo!

比較ポイント①:サポート体制 ◎ (対面での相談可能)
比較ポイント②:操作性 △ (コードを利用する必要有)
比較ポイント③:価格 〇 (1,200,000円/年, 初期費用200,000円)


2. WinActor

WinActorのHP

WinaActorは、NTTグループが提供しているRPAツールです。

こちらのツールは、ノーコードでの利用が可能となっており、技術に明るくない人でも自動化が簡単。

1番の特長としては、手厚いカスタマーサポート体制にあります。

実際の操作画面を録画し、それを送信すればすぐに自動化できて直感的に操作できるため詰まってしまった箇所を説明する必要がなく、初心者にとって非常に優しく作られています。

また、WinActorにはRPAユーザー同士で交流することができるオンライン上のフォーラムが設けられており、WinActorのユニークな点であると言えるでしょう。

さらに、無料トライアル期間も設けられているため、カスタマーサポート体制や操作性などを確認することをおすすめします。

RPA 比較表:WinActor

比較ポイント①:サポート体制 〇 (オンラインフォーラムやe-learningが利用可)
比較ポイント②:操作性 ◎ (ノーコードでの利用が可能)
比較ポイント③:価格 △ (272,800円~/月, 初期費用なし)


3. ロボパットDX

ロボパットDXのHP

ロボパットDXは、株式会社FCEプロセス&テクノロジーによって提供されているRPAツールで、利用者満足度は96%を誇る人気の製品です。

こちらのツールは中小企業向け、また事務職に使いやすいように開発されました。

1番の特長としては、1か月120,000円で繁忙期のみRPAロボットを追加するなど柔軟な対応を可能としている点が挙げられるでしょう。

1か月、1台単位から契約をすることが出来るため、コストが限られているという方でも障壁低く導入することが出来ます。

また、操作性も直感的に利用しやすいつくりとなっている上、デザインが可愛いということでも人気を集めています。

RPA 比較表:ロボパットDX

比較ポイント①:サポート体制 〇 (導入後3か月程度のコンサル有)
比較ポイント②:操作性 〇 (直感的な操作が可能)
比較ポイント③:価格 〇 (120,000円/月, 初期費用なし)


4. Blue Prism

Blue PrismのHP

Blue Prismは、イギリスに本社を置くSS&C Blue Prismが提供しているRPAツールです。

こちらのツールは、大規模な運用管理に強みがあるRPAツールで、各部署を横断するような大規模な業務を得意としているため、大きな企業や組織に向いていると言えるでしょう。

また、セキュリティ性に優れておりログイン履歴などの閲覧が可能となっています。

RPA 比較表:Blue Prism

比較ポイント①:サポート体制 △ (日本語でのサポート少なめ)
比較ポイント②:操作性 △ (コーディングの知識が必要)
比較ポイント③:価格 要問合せ (無料トライアル有)


5. RoboTANGO

RoboTANGOのHP

RoboTANGOは、スターティアレイズ株式会社が提供するRPAツールです。

1番の特長は、PC上で画面を録画するだけでロボットの作成が可能という非常に簡単な操作性です。

また、導入にかかる費用も初月150,000円と低く抑えられている点も魅力。

さらに、1か月単位でRPAロボット契約の変更が可能であるため、時期によって1か月ごとに増やすといったことも可能となっています。

RPA 比較表:RoboTANGO

比較ポイント①:サポート体制 △ (専用のポータルサイトのみ…)
比較ポイント②:操作性 ◎ (PC上で録画するだけでロボットの作成可)
比較ポイント③:価格 ◎ (50,000円/月, 初期費用:100,000円)


6. batton

battonのHP

battonは、株式会社battonが提供するRPAツールです。

こちらのツールは数々のアワードを受賞し、97%という驚異のリピート率を誇っています。

battonの1番の特長は、サポート体制です。

RPAツールの利用中、わからないことがあってもスクリーンショットを撮影しそれをチャット (Slackなど) で送るだけでその後のサポートを得ることが可能。

また、どの業務にRPAを導入したいのかはっきりと決まっていなくても、battonとの契約締結後には契約企業の分析から利用すべき業務のあぶり出し、どのように使うべきかなどのコンサルまで行ってくれる点に強みがあります。

RPA 比較表:batton

比較ポイント①:サポート体制 ◎ (コンサルも行ってくれる!)
比較ポイント②:操作性 〇 (コードの知識は少し必要…)
比較ポイント③:価格 〇 (148,000円~/月, 初期費用:なし)


7. Automation Anywhere

Automation AnywhereのHP

Automation Anywhereはアメリカに本社を置くRPAの設計・開発をメインにしている会社の提供するRPAツールです。

大規模運用に適したセキュリティに優れたサーバ集中管理型のツールで、日本だけではなくグローバルトップクラスのシェアを誇っています。

こちらのツールの利用には、プログラミング知識が必要なく、さらにgoogleスプレッドシートとの連携が非常に良好という点。

また、これだけの実績を持つツールながら、無料かつ機能制限なしで利用することが出来るという点も魅力となるでしょう。

RPA 比較表:Automation Anywhere

比較ポイント①:サポート体制 〇 (日本語での相談も可能)
比較ポイント②:操作性 ◎ (コードの知識不要!)
比較ポイント③:価格 要問合せ


8. AUTORO

AUTOROのHP

AUTOROは、オートロ株式会社が提供する継続率99%のRPAツールです。

こちらのツールは、ノーコードでの業務自動化が可能で初心者にもやさしい点が特長です。

そのうえ、ユーザーがRPAの利用時に不明なことが現れた場合などに、AUTOROは5分での回答が可能であるためすぐに不明点を改善することが期待できるでしょう。

また、デスクトップとの連携に優れており、ブラウザ操作やアプリなどとの操作もスムーズに行える点もこちらの製品でできることとして挙げられます。

RPA 比較表:AUTORO

比較ポイント①:サポート体制 〇 (最短5分のスピード解決)
比較ポイント②:操作性 ◎ (ノーコード操作が可能)
比較ポイント③:価格 要問合せ


9. Robotic Crowd

Robotic CrowdのHP

Robotic Crowdは、高千穂交易株式会社が提供するサポート体制に強みを持つRPAツールです。

こちらのRPAは、上記でも触れたようにサポート体制に強みを持っています。

ユーザーがRPAツール利用時に困った際には、分からない箇所のソースコードや画面キャプチャーなどをチャットで送信、5分以内に返信が返ってくるという圧倒的なユーザビリティが特長と言えるでしょう。

また、専任の技術者によるコンサルティングが可能となっており、導入前から導入後のサポートまでのトータルサポートを利用することが出来ます。

RPA 比較表:Robotic Crowd

比較ポイント①:サポート体制 ◎ (5分で解決&コンサルも!)
比較ポイント②:操作性 △ (コードを書く必要有…)
比較ポイント③:価格 要問い合わせ


機能に強みがあるRPA一覧:

製品名 サポート体制 操作性 価格 無料トライアルの有無
1 BizRobo! 〇 (要問合せ)
2 WinActor 〇 (30日間)
3 ロボパットDX 〇 (1か月)
4 Blue Prism 要問合せ 〇 (30日間)
5 RoboTANGO 〇 (3週間)
6 batton ×
7 Automation Anywhere 要問合せ 〇 (無制限)
8 AUTORO 要問合せ 〇 (2週間)
9 Robotic Crowd 要問合せ 〇 (2週間)

まとめ

まとめ

ここまで価格と機能に強みを持つものに分けて、RPAツールを比較し紹介してきました。

RPAの比較をする際には、製品の機能や価格などに注目をすることがおすすめであると言えます。

RPAツールによってできることやデメリット、使い方や活用の難易度などもきちんと理解したうえで、導入するRPAを検討しましょう。

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