移動中の電車内や旅行・出張先など、外にいるときもインターネットを利用したい場合に欠かせないのがモバイルWiFiルーターです。
中でもWiMAXは高速通信を好きなだけ利用できる使い放題プランがあり、若者を中心に高い人気を集めています。
しかし、実は使い放題プランを契約していても制限がかかるケースがあることをご存知でしょうか。
ここでは、WiMAXの使い放題プランの特徴と制限がかかる条件について解説しています。
またWiMAXの使い放題プランを利用するメリットとおすすめプロバイダもまとめているので、契約を検討している方は参考にしてみてくださいね。
WiMAXの使い放題プランとは?通常プランとの違い
WiMAXとは、3G回線やLTE回線と同じ「移動体通信方式」と呼ばれる通信規格の1つです。
日本ではUQコミュニケーションズがサービスを提供しており、契約時に受け取るモバイルWiFiルーター端末を使ってネット接続を行います。
WiMAXの契約プランにはギガ放題プランと通常プランの2種類があり、それぞれ月額料金や利用できる通信量が異なります。
まずは2つのプランの特徴を比較し、どちらが自分に合っているのかを確認してみましょう。
無制限で高速通信ができる【使い放題プラン】
WiMAXのギガ放題は、実質無制限でインターネットの高速通信「WiMAX2+」を利用できる使い放題プランのことです。
月間のデータ通信量に上限がなく、外でもオンラインゲームや動画視聴を楽しめる嬉しいプランとなっています。
通信量が使い放題ということもあり、月額料金は3,500円~4,500円程度とやや高め。
とは言え、固定回線などと比較すれば安いですし、割引やキャッシュバックを活用すれば相場より安い値段で利用することも可能です。
ただし、使い放題プランであっても一定の条件を満たすと通信制限がかかるケースがあります。
制限がかかる条件については後述しているので、合わせて参考にしてみてください。
最低限の利用で月額料金を抑える【通常プラン】
WiMAXのライトプランは月間のデータ通信量の上限が7GBまでとなっています。
使い放題プランと比較して月額料金は安いですが、月間7GBというのは、人によっては物足りないと感じるでしょう。
メールやWEBサイトの閲覧程度しか利用しない方は、ライトプランも検討してみても良いかもしれません。
WiMAXの契約ではギガ放題プランを選択する方がほとんどなので、どちらか迷うようであればギガ放題にしておくことをおすすめします。
契約後にプランを変更することもできるため、ライトプランを試してみて、速度制限になるようならギガ放題に切り替えるのも1つの方法です。
オプションの「ハイスピードプラスエリア」とは
WiMAXにはハイスピードプラスエリアというモードを契約できるオプションが存在します。
ハイスピードプラスエリアモードとは、WiMAX2+と合わせてauの4G LTE回線を利用できるモードのことです。
これにより、WiMAXが繋がらないエリアでも、LTE回線のエリア内であればWiFi接続が可能に。
山間部などWiMAXの通信が弱いところでインターネット利用が必要な場合は契約しておくと安心です。
通常、ハイスピードプラスエリアモードを契約すると、利用月に1,000円程度の料金がかかります。
契約内容によって無料でオプションが利用できるプロバイダもあるので、費用を抑えたい場合はオプション料金もチェックしてみましょう。
使い放題は本当?WiMAXで制限がかかるケース
制限なしで使い放題できるのが魅力のギガ放題プランですが、実は一定の条件を満たすと通信制限がかかってしまいます。
使い放題プランで通信制限がかかる条件として以下の2つのケースが挙げられます。
- 3日間の通信量が10GB以上になった場合
- ハイスピードプラスエリアモードで月間の通信量が7GB以上になった場合
それぞれの詳細と解除までにかかる期間などについて見ていきましょう。
3日間の通信量が10GB以上になった場合
WiMAXの使い放題プランでは、月間のデータ通信量に上限がなく、実質無制限での利用が可能です。
しかし、直近の3日間の通信量が合計10GB以上になると、一時的に通信速度が制限されてしまうという条件があります。
WiMAXの通信速度は、最新機種「W06」の場合で下り最大558Mbps(LTE利用時は867Mbps)。
速度制限がかかると、これが1Mbps程度まで制限されます。
メールやWEBサイト閲覧程度であれば1Mbpsでも問題ありませんが、ゲームや動画視聴においては少しストレスがかかる数値です。
とは言え、3日間で10GBの上限を超えた場合の制限期間は、翌日18時頃から翌々日2時頃までの混雑時のみ。
制限される期間が非常に短いため、スマホのように追加の通信量を購入するといった手間は不要です。
10GBって具体的にどのぐらい?
3日間で10GBと言われても、数値だけではピンと来ない方もいるかもしれません。
10GBの通信量で何ができるのか、具体的な例を見てみましょう。
テキストメール | 約2,000,000回 |
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インターネット検索 | 約26,000回 |
Twitter投稿 | 約31,000回 |
YouTube(標準画質) | 約47時間 |
YouTube(高画質) | 約13時間 |
このように、10GBでも十分なデータ通信ができることが分かります。
つまり、使い放題プランも厳密には制限があるものの、実質的には無制限の感覚で利用できるということです。
ハイスピードプラスエリアモードで月間の通信量が7GB以上になった場合
WiMAXの使い放題プランでは基本的に制限を気にせず利用することができますが、ハイスピードプラスエリアモードを利用した場合は注意が必要。
ハイスピードプラスエリアモードの場合、3日間で10GBではなく月間で7GBが利用の上限となっているからです。
使い放題プランを契約していても、ハイスピードプラスエリアモードを利用するとこちらの条件が優先されます。
また制限を受けた際の速度も128Kbpsとなり、メールやWEBサイトの閲覧もストレスを感じるレベルに低下してしまいます。
ハイスピードプラスエリアモードを利用する場合は通信量をチェックしながら使う必要があるでしょう。
ただし、WiMAXの最新機種である「W06」には自動切替機能が搭載されており、自分でハイスピードプラスエリアモードの上限を設定することが可能。
設定した通信量に達すると自動で通常モードに切り替わるため、速度制限を受けるような使い方をする心配がありません。
ハイスピードプラスエリアモードの速度制限は月間指定のため、いったん制限を受けると月末まで続いてしまいます。
快適にインターネットを利用するためにも、制限がかかる条件をきちんと把握しておきましょう。
使い放題プランを契約するメリット
WiMAXの使い放題プランなら、高速通信のWiMAX2+を実質無制限で利用することができます。
スマホはもちろん、外でパソコンを利用する際にもモバイルWiFiルーターは欠かせない存在です。
仕事で日常的に利用する方は特に、WiMAXの使い放題プランがおすすめと言えるでしょう。
またWiMAXは自宅でのインターネット利用にも適しています。
引っ越しが多い家庭など固定回線を引くのが面倒という場合は、自宅のWiFiもモバイルWiFiルーターで済ませるのも1つです。
WiMAXは据え置き型のホームルーターも販売されているので、こちらの契約を検討しても良いかもしれません。
ホームルーターの場合も工事不要ですぐに利用を始めることが可能です。
WiMAXの使い放題プランはこんな方にオススメ
以下に該当する方はWiMAXの使い放題プランの利用がおすすめ。
- 外でのインターネット利用が多い
- オンラインゲームや動画視聴など通信量の多いものを利用する
- スマホの通信制限を受けたことがある
WiMAXの使い放題プランなら制限を受ける心配をせず、いつでもどこでも快適にインターネットを利用できます。
モバイルWiFiルーターの契約を考えている方は、ぜひWiMAXの使い放題プランを検討してみてください。
WiMAXの選び方とおすすめプロバイダ
ここからは、WiMAXの使い放題プランを契約する際のプロバイダ選びについて解説していきます。
どのプロバイダでWiMAXを契約するかによって、割引や月額料金が異なるため、プロバイダ選びは非常に重要です。
プロバイダを選ぶときの比較ポイント
WiMAXのサービスはUQコミュニケーションズをはじめ様々なプロバイダから提供されていますが、どこで契約しても回線自体は同じです。
つまり、WiMAX端末の機種や通信速度、対応エリアなどはプロバイダによる違いがないということ。
ではプロバイダ選びの際に何を比較するのかというと、ズバリ利用料金です。
契約時の割引やキャッシュバックのキャンペーン、また月額料金などを比較して、最安値で利用できるプロバイダを探すことが大切です。
キャッシュバックが高額でも月額料金が安くない場合もありますし、月額料金は安いもののキャッシュバックを行っていない場合もあります。
また割引の条件が複雑であったり、別オプションの利用が必要だったりと手続きが面倒なケースも。
魅力的なうたい文句に流されないよう、きちんとお得なプロバイダを見極められるようにしましょう。
おすすめプロバイダ3選
最後に、WiMAXの使い放題プランの契約におすすめのプロバイダを3社ご紹介。
それぞれの特徴を踏まえ、使い勝手が良いプロバイダを見つけてみてくださいね。
確実にキャッシュバックを受け取るなら【JPWiMAX】
画像引用元:https://jpwimax.jp/
JPWiMAXではWiMAX契約後に送られてくるURLから契約IDを入力するだけで、10,000円分のAmazonギフト券を受け取ることができます。
他社と比較してキャッシュバックの受け取りが早く、また手続きが簡単であるというのがJPWiMAXの特徴。
他のプロバイダではキャッシュバックを受け取るまでに1年近くかかったり、複雑な手続きが必要だったりすることも少なくありません。
JPWiMAXは即日キャッシュバックが受けられるため、いち早く割引を実感したい方におすすめです。
またJPWiMAXは契約後3か月について、月額料金2,800円で利用することができます。
その後も3年間は割引が適用されるため、全体を通してみてもJPWiMAXはお得なプロバイダと言えるでしょう。
高額なキャッシュバックが魅力【GMOとくとくBB】
画像引用元:https://gmobb.jp/lp/gentei8/
GMOとくとくBBでは3万円のキャッシュバックが受けられるのが大きな特徴です。
WiMAXの端末料金が無料で、使い放題プランの場合は契約後2か月まで月額料金2,170円で利用できます。
ただし、キャッシュバックを受け取るには契約月含む11か月目に送られてくるメールから手続きを行う必要があります。
この手続きを逃すとキャッシュバックを受け取ることができず、救済措置もありません。
キャッシュバックの受け取りを忘れてしまうとGMOとくとくBBのメリットが全くなくなってしまうので注意が必要です。
違約金還元!乗り換えにおすすめ【Broad WiMAX】
画像引用元:https://wimax-broad.jp/
Broad WiMAXは他社から乗り換えをした場合に、違約金を負担してくれるのが特徴です。
プロバイダの解約は、タイミングによっては高額な違約金が発生するケースもあるため、還元が受けられるのはメリットと言えます。
また初期費用の割引もあり、お得な料金でWiMAXの使い放題プランを契約できます。
ただし、Broad WiMAXで特典を受けるには以下の手続きが必要。
- WEBからWiMAX契約を申込む
- 安心サポートプラスへの加入
- My Broadサポートへの加入
このように、Broad WiMAXは特典の適用条件が多く、手続きを面倒に感じるかもしれません。
手続きが少なく、かつ安い料金で利用したい場合はJPWiMAXで契約することをおすすめします。
まとめ
- WiMAXには使い放題プランと通常プランの2種類があり、それぞれ制限の条件が異なる
- 使い放題プランの場合は3日間で10GBが条件となっており、実質無制限で利用できる
- WiMAXの使い放題プランを契約する際のプロバイダはJPWiMAXがおすすめ
WiMAXの使い放題プランは外でのネット利用や大容量の通信にもおすすめです。
モバイルWiFiルーターの利用をお考えの方は、ぜひWiMAXの使い放題プランを検討してみてくださいね。