DTIでWiMAXを契約しようか迷っている人は多いのではないでしょうか?
DTIは20年以上も固定回線をはじめとしたプロバイダ事業を行っている老舗ではありますが、WiMAX2+のプロバイダとしては最優先するべき選択肢ではありません。
DTI WiMAX2+には6,000円還元や端末代金無料などのメリットがありますが、他のプロバイダほど良い条件はないからです。
ここではDTI WiMAX2+の特徴をもとにデメリットを解説していきます。WiMAXのプロバイダの選び方もご紹介するので必見です。
DTIはどんなプロバイダ?
DTIは固定回線のプロバイダ事業をメインに行っていて、1995年からサービスの提供を続けています。
1995年は固定回線のプロバイダが次々と設立された時代でAsahiNetが登場した年なので、DTIは老舗クラスの事業者といえるでしょう。
現在のDTIは幅広いサービスに対応しており、固定回線ではフレッツ光だけでなくドコモ光、auひかりのプロバイダ事業しているうえに自社の光回線「DTI光」も展開中です。
モバイル回線の取り扱いにも積極的でWiMAX2+のプロバイダ事業はもちろん、自社の格安SIM「DTI SIM」も提供しています。
DTI WiMAX2+の特徴3つ
DTI WiMAX2+には月額料金の安さや一定条件を満たした際の還元などにメリットとなる特徴があります。
NTTグループカード新規加入で6,000円還元の特典
DTI WiMAX2+ではNTTグループカードへ新規加入して、利用料金をそのクレジットカードで支払えば合計で6,000円もの還元が受けられます。
6,000円もの還元が受けられると実質利用料金が安くなるので、DTI WiMAX2+を契約するならぜひ適用しておきたいところです。
au回線で通信を行うLTEオプションを無料で利用できるメリットもあります。
性能が優れた端末の販売価格が0円
DTI WiMAX2+には最大通信速度が速く、電波を受信しやすいモバイルルーターとホームルーターを取り扱っています。
DTIで利用できるのは以下の4機種です。
- Speed Wi-Fi NEXT W06
- Speed Wi-Fi NEXT WX05
- Speed Wi-Fi HOME L02
- Speed Wi-Fi HOME 01
W06とL02は最大通信速度が867Mbpsなうえに、高性能アンテナ搭載なので安定した通信が可能です。
WX05とHOME L01は最大通信速度が440Mbpsですが、電波が入りにくい場所でも速度が出るWiMAXハイパワー対応なので幅広いエリアで利用できます。
DTI WiMAX2+ではな4機種が無料で買えるので、初期費用による負担が事務手数料の3,000円だけで済みます。
安心サポートに加入すれば故障したときも安心
万が一のときのサポート体制が充実しているのもDTI WiMAX2+の特徴です。
DTI WiMAX2+では月額300円の安心サポート、もしくは月額500円の安心サポートに加入しておけば、端末が故障したときの修理や交換を無料で受けられます。
安心サポートと安心サポートワイドの違いは端末の水濡れが補償対象であるかです。水没した際に補償が受けられるのは安心サポートワイドだけなので、水濡れでスマホが故障した経験がある人は注意してください。
知っておきたいのデメリット5つ
UQ WiMAXだけと比較するとDTIはとてもお得なプロバイダに見えますが、実は3つのデメリットがあるので他のプロバイダともサービス内容を見比べる必要があります。
月額料金はさほど安くはない
実はDTI WiMAX2+の月額料金はたいして安くはありません。
WiMAXを格安で利用するにはUQ WiMAX以外のプロバイダと契約するのが基本なのですが、DTI WiMAX2+の月額料金はUQと大差がないのです。
以下の表で比較すると、DTI WiMAX2+の利用料金は格安でないことがわかります。
プロバイダ | 1~2ヶ月目 | 3ヶ月目 | 4ヶ月目~ |
---|---|---|---|
DTI WiMAX2+ | 0円 | 2,590円 | 3,760円 |
UQ WiMAX | 3,880円 |
ネット上での口コミを見てもDTI WiMAX2+の料金にまつわる評判は皆無でした。
NTTグループカードの加入には審査が必要
NTTグループカードの加入による6,000円の還元が受けらればDTI WiMAX2+はお得なプロバイダですが、必ず適用できるわけではありません。
そもそもNTTグループカードへ加入するには審査が必要だからです。
他のクレジットカードでの借り入れ額が多い場合、審査が通らず6,000円還元が受けられない恐れがあります。
審査が心配、もしくは面倒であれば他のプロバイダを契約したほうが話が早いです。
auスマートバリューmineは非対応
対象のプロバイダで契約すればauスマートバリューmineを適用してauのスマホ料金を毎月500円から1,000円安くできますが、DTI WiMAX2+は非対応です。
auのスマートフォンユーザーにとってDTI WiMAX2+は最安のプロバイダにはならないので、他のプロバイダを検討する必要があります。
端末代金とLTEオプション無料は他のプロバイダも実施中
端末代金やLTEオプションの無料特典は他のプロバイダも実施していて、DTI WiMAX2+だけのメリットではありません。
DTI WiMAX2+よりも利用料金が安いうえに端末代とLTEオプションが無料のプロバイダまで存在しています。
他のプロバイダもサポートは充実している
サポートオプションが充実している点は魅力に感じますが、他のプロバイダもルーターが故障した際の補償体制は万全にしているので、DTI WiMAX2+を選ぶ決め手にはなり得ません。
後ほどご紹介するGMOとくとくBBも同様に安心サポートと安心サポートワイドに加入できます。
プロバイダによってオプションサービスの名前は違いますが、ルーターが故障した際のサポートは必ず用意されているので、DTI WiMAX2+だけサポートに特化しているわけではありません。
もちろん、どのプロバイダも電話でのサポートを行っていますよ。
DTI WiMAX2+を契約するかの決め手
メリットとデメリットを踏まえると、DTI WiMAX2+を契約するべきなのかは以下の2つが決め手となります。
- 確実にNTTグループカードへの新規加入ができるか(新しいクレジットカードが必要なのか)
- au以外のキャリアでスマホを利用しているのか
DTI WiMAX2+の月額料金はUQ WiMAXと比較してさほど安くはないので、お得に契約するならNTTグループカードに加入して6,000円還元を適用しなければいけません。
NTTグループカードへの加入は審査が必要なので、確実にカードを作成できるのかがDTI WiMAX2+を契約するかのポイントになります。
auスマートバリューmineに非対応なので、au以外のキャリアでスマホを使っているかも基準になります。
auでスマホを使っているなら、auスマートバリューmineに対応の他社でWiMAXを契約したほうが賢明です。
また、auスマートバリューmineを適用しなくても実質の利用料金がDTIより安い他社もあるので、DTI WiMAX2+は格別に良いプロバイダではありません。
他のプロバイダを選ぶべき場合のポイント
先ほどご説明した通りDTIはベストなWiMAXのプロバイダではないので、他のプロバイダのキャンペーンや利用料金もチェックしてみましょう。
DTI WiMAX2+と他のプロバイダと比較するときのポイントは2つです。
キャッシュバック・月額割引のあるプロバイダを選びたい
他のプロバイダを選ぶときは、キャッシュバックや月額割引キャンペーンを開催しているところを選ぶのがポイントです。
キャッシュバックや割引きキャンペーンを売りにしているプロバイダのなかには、DTIより実質利用料金が安いところが存在しています。
auユーザーはスマートバリューmine対応プロバイダを選ぶ
auのスマホユーザーの人はauスマートバリューmineに対応しているプロバイダを選ぶとなお良しです。
他社でキャッシュバックや割引きを受けたうえでauスマートバリューmineを適用すると、実質の利用料金がより安くなります。
DTI WiMAX2+のデメリットはauスマートバリューmine非対応なので、auユーザーの人はセット割が受けられるプロバイダを選びましょう。
おすすめはGMOとくとくBB
数あるプロバイダのなかでもおすすめなのはGMOとくとくBBです。
GMOとくとくBBは高額なキャッシュバック特典によって月額費用負担を大きく抑えることが可能。
よって、実質利用料金はDTI WiMAX2+より安く、UQ WiMAXやSo-netなどの有名どころと比較してもお得度は高いです。
プロバイダ | 特典 | 月額平均料金(特典適用後) | 3年間での実質負担費用 |
---|---|---|---|
UQ WiMAX | なし | 3,880円 | 158,628円 |
DTI WiMAX2+ | NTTグループカードの加入で6,000円還元 | 3,435円 | 123,670円 |
GMOとくとくBB | 34,700円キャッシュバック | 3,449円 | 124,160円 |
JPWiMAX | Amazonギフト券10,000円分 | 3,449円 | 124,100円 |
上記を見るとJPWiMAXが最安ですが、GMOとくとくBBはauスマートバリューmine対応なので、auユーザーならよりお得に契約できます。
もちろん高性能な最新ルーターが無料で販売されているので初期費用も格安です。
念のために気をつけておきたいのはキャッシュバックの受取方法です。
GMOとくとくBBからキャッシュバックをもらうには、契約してから11ヶ月目から12ヶ月目の間に申請をしなければいけません。
申請をしないとキャンペーンの対象外になるので忘れないように注意が必要です。
申請を忘れそうで心配な人は、契約するとすぐにAmazonギフト券10,000円分がもらえるJPWiMAXは月額料金も安くておすすめ。
【注意点】どのプロバイダで契約しても速度制限はある
WiMAX2+では3日で10GBを利用すると翌日の18時から翌々日の2時まで速度制限を受けて、電波が良くても再生できる動画の画質は標準までになります。
速度制限を受けている状態で電波が少しでも悪くなると動画の再生ができなくなほど遅い状態になります。(制限時の速度の数値は最大1Mbpsです)
動画を毎日4~5時間以上見なければ3日で10GBも費やしませんが、速度制限が完全にない環境にしたいのであれば光回線を検討してみましょう。
まとめ
DTI WiMAX2+ではNTTグループカードへの新規加入で6,000円還元が受けられますが、このキャンペーンを適用できなければ実質利用料金は安くならず、選ぶべきプロバイダにはなりません。
新しいクレジットカードが必要でなければNTTグループカードの新規加入は面倒な条件にしかなりませんし、人によっては審査が通るのかというハードルが立ちはだかります。
auスマートバリューmineに非対応のデメリットもあるので、auユーザーであればなおのこと他のプロバイダも検討したほうがいいです。
以上の内容を踏まえると、DTI WiMAX2+以外のプロバイダとの比較は欠かせません。キャッシュバックや割引といったキャンペーンを開催中で、auスマートバリューmine対応のプロバイダを選んだほうがいいでしょう。
DTI WiMAX2+と比較してほしいプロバイダを挙げるとするとGMOとくとくBBかJPWiMAXです。
GMOとくとくBBはキャッシュバックや月額割引を開催しているうえにauスマートバリューmine対応なので、auユーザーにおすすめのWiMAXプロバイダです。
いっぽう、auユーザーではない場合、auスマートバリューmineの特典が受けられないので、この場合は実質料金負担がGMOとくとくBBよりも安いJPWiMAXがおすすめです。