現在WiMAX端末の契約に対応しているプロバイダは20社以上あります。
どこのプロバイダで契約しても端末の機種や通信速度、制限がかかる条件などは変わりません。
そのため、初期費用や月額利用料金など、費用面で最もお得に契約できるプロバイダを選ぶのがおすすめです。
ここでは、WiMAXの利用にかかる様々な費用をプロバイダごとに比較し、実質の月額料金が最も安いプロバイダがどこなのかを解説していきます。
これからWiMAXを契約しようとお考えの方、また乗り換えを検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
WiMAXを実質月額最安値で契約する際のポイント
WiMAXの各プロバイダでは、月額料金の割引や高額キャッシュバックなど、様々なキャンペーンを打ち出しています。
高額キャッシュバックは一見するとお得に感じますが、月額料金が他社よりも高かったり、手数料など別のところで請求を受けたりすることも。
どんな費用いくらかかっているのかをきちんと確認し、最終的な費用総額が安いプロバイダを見極めることが大切です。
まずは、WiMAXを実質月額最安値で契約するために知っておくべき費用の内訳について詳しく見ていきましょう。
プランごとの月額基本料金
WiMAXはUQコミュニケーションズが提供するWiFiルーターサービスです。
UQコミュニケーションズの月額料金設定を基本とし、各プロバイダで独自の割引やキャッシュバックを展開することで価格に差を付けています。
現在WiMAXで契約できるプランの種類と、UQコミュニケーションズにおける基本月額料金は以下の通り。(プロバイダ別の月額料金は後述)
プラン | 基本月額料金 | 月のデータ使用量 |
---|---|---|
ギガ放題プラン | 4,380円 | 無制限 |
ライトプラン(通常プラン) | 3,696円 | 7GBまで |
ギガ放題プランは実質容量無制限で高速通信を利用できる使い放題のプランになります。
直近の3日間で10GB以上の通信を行うと数時間程度の制限がかかりますが、月間の使用上限はありません。
一方ライトプランは月間7GBまでの上限が設定されたプランで、月額料金はギガ放題プランよりも安いです。
必要最低限しか利用しないという方はライトプランを検討してみても良いでしょう。
どちらのプランにしようか迷う場合は、ギガ放題プランを選択することをおすすめします。
この他、オプションとして「ハイスピードプラスエリアモード」の契約があります。
ハイスピードプラスエリアモードとは、WiMAXの電波が不安定な場合に、自動でau 4G LTE回線に切り替えてくれる機能のことです。
ハイスピードプラスエリアモードの契約は有料(月額)のプロバイダと、条件付きで無料になるプロバイダがあります。
主要プロバイダのオプション対応は以下の通り。
プロバイダ | ハイスピードプラスエリアモード |
---|---|
JPWiMAX | 0円(3年契約の場合) |
GMOとくとくBB | 1,005円 |
Broad WiMAX | 0円 |
So-net | 1,005円 |
@nifty | 1,005円 |
hi-ho WiMAX | 0円(3年契約の場合) |
カシモWiMAX | 0円(3年契約の場合) |
UQ WiMAX | 0円 |
BIGLOBE | 1,005円 |
ヤマダ電機 | 0円 |
ヨドバシカメラ | 0円(3年契約の場合) |
ハイスピードプラスエリアモードを利用した月は毎月上記の料金がかかるため、無料で契約できるプロバイダを選んだ方がお得です。
割引・キャッシュバック
プロバイダによって大きな差が出るポイントは、割引・キャッシュバックなどのキャンペーン内容です。
各プロバイダが行っているキャンペーンは以下の通り。
プロバイダ | キャンペーン内容 |
---|---|
JPWiMAX | 月額料金割引・キャッシュバック |
GMOとくとくBB | キャッシュバック |
Broad WiMAX | 初期費用無料(違約金負担など) |
So-net | 月額料金割引 |
@nifty | 月額料金割引 |
hi-ho WiMAX | 月額料金割引 |
カシモWiMAX | 月額料金割引 |
UQ WiMAX | 15日間無料お試し(Try WiMAX) |
BIGLOBE | キャッシュバック |
ヤマダ電機 | 特典なし |
ヨドバシカメラ | 商品券(特定の機種のみ) |
月額料金割引が受けられるプロバイダなら、月々の費用負担を抑えることができます。
またキャッシュバックの場合、月々の費用負担は高いものの、総額を平均したときの「実質月額料金」は安くなる場合があります。
月額料金を比較する際は、月々の負担と総額負担のどちらを軽減したいかによって選ぶと良いでしょう。
端末代金がかかるかどうか
WiMAXの機種は複数あり、それぞれ性能や端末料金が異なります。
初期費用として端末料金が含まれる場合や、最新機種を契約した場合のみ費用が発生するケースも。
各プロバイダの端末料金の扱いについて以下の通り。(最新機種「W06」の場合)
プロバイダ | 端末料金 |
---|---|
JPWiMAX | 0円 |
GMOとくとくBB | 0円 |
Broad WiMAX | 0円 |
So-net | 0円 |
@nifty | 20,000円 |
hi-ho WiMAX | 0円 |
カシモWiMAX | 0円 |
UQ WiMAX | 0円 |
BIGLOBE | 19,200円 |
ヤマダ電機 | 15,000円 |
ヨドバシカメラ | 16,500円 |
端末料金は2万円近くかかるため、実質の月額料金も高くなってしまいます。
多くのプロバイダでは端末料金無料となっており、わざわざ費用のかかるプロバイダを選ぶ理由はないと言えるでしょう。
解約するタイミング
何らかの理由でWiMAXを解約する場合、解約のタイミングによってかかる費用に大きな差があります。
通常、WiMAXは2年や3年といった単位で契約を行います。
期間の途中で解約してしまうと、違約金という形で追加の料金を支払わなければいけません。
各プロバイダの解約金は以下の通り。(3年契約の場合)
プロバイダ | 解約金 |
---|---|
JPWiMAX | 1年未満:30,000円 / 1〜3年:25,000円 / 4年目以降:9,500円 / 更新月:0円 |
GMOとくとくBB | 1~2年:24,800円 / 3年目以降:9,500円 / 更新月:0円 |
Broad WiMAX | 1年目:19,000円 / 2年目:14,000円 / 3年目以降:9,500円 / 更新月:0円 |
So-net | 1年目:19,000円 / 2年目:14,000円 / 3年目以降:9,500円 / 更新月:0円 |
@nifty | 1~2年:19,000円 / 3年目以降:9,500円 / 更新月:0円 |
hi-ho WiMAX | 0~2か月:38,800円 / 3か月:37,200円 / 以降:800円ずつ値下げ |
カシモWiMAX | 1年目:19,000円 / 2年目:14,000円 / 3年目以降:9,500円 / 更新月:0円 |
UQ WiMAX | 13か月未満:19,000円 / 14か月~25か月:14,000円 / 以降:9,500円 |
BIGLOBE | 1年未満:1,000円 |
ヤマダ電機 | 9,500円+端末残債相当 |
ヨドバシカメラ | 更新月以外:10,450円 / 更新月:0円 |
基本的にどのプロバイダも更新月以外の解約では違約金が発生することが分かります。
解約の際は、契約更新月がいつになるのかを確認し、なるべく違約金がかからないタイミングを狙うようにしましょう。
WiMAXを契約するときの注意点
WiMAXの契約では、月額料金の他にオプション料金・端末料金・タイミングによっては解約金がかかることが分かりました。
また割引・キャッシュバックの内容も月額料金に影響する重要なポイントです。
続いては、WiMAX契約のプロバイダ選びをする際の注意点について解説していきます。
月額料金だけでなく、プロバイダのサービスや対応プランなどもきちんと比較しておきましょう。
キャンペーン内容の適用条件
WiMAXでは、高額キャッシュバックのキャンペーンを行っているプロバイダがいくつかあります。
キャッシュバックによって実質の月額料金が安くなり、総額負担が抑えられるのがメリット。
しかし、中にはキャッシュバックを受け取るための条件が複雑でよく分からないというケースも。
月額料金割引であれば、特定のプランに申し込むことで自動的に適用される場合がほとんどですが、キャッシュバックは自分で手続きをしなければいけません。
タイミングを逃して受け取れなかったとなると非常にもったいないので、適用条件はしっかり確認しておきましょう。
キャッシュバックや初期費用無料など、月額料金割引以外のキャンペーンを行っているプロバイダと、キャンペーンの適用条件は以下の通り。
プロバイダ | キャンペーン内容 | 適用条件 |
---|---|---|
JPWiMAX | キャッシュバック (Amazonギフト券10,000円) |
端末受け取り後に契約IDを入力 |
GMOとくとくBB | キャッシュバック (30,000円) |
契約から11ヶ月目に届く案内メールから 振込の手続きを行う |
Broad WiMAX | 初期費用無料 |
|
BIGLOBE | キャッシュバック (10,000円) |
ギガ放題1年プランの契約 |
例えばGMOとくとくBBの場合、キャッシュバックの金額が高いのでお得ですが、適用までに時間がかかるというデメリットがあります。
一方JPWiMAXなら契約後すぐにキャッシュバックの手続きができ、誰でも確実に受け取ることができるのがポイントです。
最新機種の契約ができるかどうか
WiMAXには最新機種の「W06」をはじめ、「W05」「WX05」など複数の機種があります。
またモバイルルーターだけでなく、据え置き型のホームルーターも契約可能。
現在販売されている主要モバイルルーターのスペックは以下の通り。
発売年月 | 最大通信速度(下り) | 最大通信速度(上り) | |
---|---|---|---|
W06 | 2019年1月 | 558Mbps (LTE利用時:867Mbps/有線:1,237Mbps) |
75Mbps |
WX05 | 2018年11月 | 440Mbps | 30Mbps |
W05 | 2018年1月 | 558Mbps (LTE利用時:708Mbps) |
75Mbps |
WX04 | 2017年11月 | 440Mbps | 30Mbps |
W04 | 2017年2月 | 558Mbps (LTE利用時:708Mbps) |
30Mbps |
またホームルーターのスペックは以下の通りです。
Speed Wi-Fi HOME L02 | HOME 01 | |
---|---|---|
発売年月 | 2019年1月 | 2018年12月 |
最大通信速度(下り) | 867Mbps (有線:1,000Mbps) |
440Mbps |
最大通信速度(上り) | 75Mbps | 75Mbps |
ルーターの性能で最も重要となる通信速度に着目すると、モバイルルーターもホームルーターも最新機種が最も優れています。
WiMAXを契約する際は、最新機種を取り扱っているかどうかも確認してみましょう。
2019年最新!各プロバイダの月額料金比較
ここからは、2019年12月現在の各プロバイダ月額料金を比較していきましょう。
契約初月や3か月目までの月額料金が安くなるプロバイダも多いため、ここでは1~3か月目・4か月目~1年目・2年目・3年目に分けて料金を紹介します。
プロバイダ | 1か月目 | 2か月目 | 3か月目 | 4~12か月目 | 13~24か月目 | 25~36か月目 |
---|---|---|---|---|---|---|
JPWiMAX | 2,800円 | 2,800円 | 3,500円 | 3,500円 | 4,100円 | 4,100円 |
GMOとくとくBB | 3,609円 | 3,609円 | 4,263円 | 4,263円 | 4,263円 | 4,263円 |
Broad WiMAX | 2,726円 | 2,726円 | 3,411円 | 3,411円 | 3,411円 | 4,011円 |
So-net | 3,380円 | 3,380円 | 3,380円 | 3,380円 | 4,379円 | 4,379円 |
@nifty | 0円 | 3,670円 | 3,670円 | 4,530円 | 4,530円 | 4,530円 |
hi-ho WiMAX | 3,780円 | 3,780円 | 3,780円 | 3,780円 | 4,000円 | 4,300円 |
カシモWiMAX | 1,380円 | 3,580円 | 3,580円 | 3,580円 | 3,580円 | 4,079円 |
UQ WiMAX | 3,696円 | 3,696円 | 3,696円 | 4,380円 | 4,380円 | 4,380円 |
BIGLOBE | 3,980円 | 3,980円 | 3,980円 | 3,980円 | 3,980円 | 3,980円 |
ヤマダ電機 | 4,380円 | 4,380円 | 4,380円 | 4,380円 | 4,380円 | 4,380円 (31か月目以降3,880円) |
ヨドバシカメラ | 4,268円 | 4,268円 | 4,268円 | 4,268円 | 4,268円 | 4,268円 |
また、上記の月額料金の平均と、各プロバイダの割引・キャッシュバックを適用したあとの平均月額料金は以下の通り。
プロバイダ | 初期3年間の 平均月額料金 |
キャンペーン適用後の 平均月額料金 |
---|---|---|
JPWiMAX | 3,725円 | 3,447円 |
GMOとくとくBB | 4,180円 | 3,656円 |
Broad WiMAX | 4,310円 | 3,449円 |
So-net | 4,129円 | 4,129円 |
@nifty | 4,830円 | 4,830円 |
hi-ho WiMAX | 4,110円 | 4,110円 |
カシモWiMAX | 3,769円 | 3,769円 |
UQ WiMAX | 4,406円 | 4,406円 |
BIGLOBE | 4,597円 | 4,597円 |
ヤマダ電機 | 4,797円 | 4,797円 |
ヨドバシカメラ | 4,810円 | 4,810円 |
3年契約で比較した場合、実質の月額料金が最も安くなるのはJPWiMAXとなります。
Broad WiMAXも同じく最安クラスですがキャンペーンの適用条件が複雑なため、JPWiMAXの方がおすすめです。
最安値で利用するならJPWiMAXがおすすめ
画像引用元:https://jpwimax.jp/
WiMAXの費用を様々なポイントから比較しましたが、総合すると現状で最もお得に契約できるのはJPWiMAXと言えるでしょう。
JPWiMAXは月額料金割引とキャッシュバックの2つの特典があり、実質の月額料金が最安値となります。
キャッシュバックは契約後すぐに手続きでき、指定のURLから契約IDを登録するだけという簡単さもメリット。
タイミングを逃してキャッシュバックをもらい忘れてしまうといった心配がないので安心です。
また月額料金の割引も3年にわたって適用されるため、月々の負担も少なくて済みます。
3年契約であればハイスピードプラスエリアモードも無料で利用でき、最新機種も端末料金無料で契約可能。
JPWiMAXは比較的新しいWiMAXプロバイダですが、他社に負けないキャンペーンで一気に注目を集めています。
これからWiMAXの申し込みを予定している方は、ぜひJPWiMAXでの契約を検討してみてくださいね。
まとめ
- WiMAXの月額料金は契約プロバイダによって大きく異なる
- オプションやキャッシュバックを含めた実質の月額料金で比較することが重要
- 現在最もお得にWiMAXを契約できるのはJPWiMAX
JPWiMAXなら、WiMAX本家のUQコミュニケーションズよりも月額料金が実質1,000円近く安くなります。
キャンペーン内容が変わってしまう可能性もあるので、契約を検討中の方はお早めに申し込むことをおすすめします。