モバイルWiFiルーターの代表的な端末にWiMAXがあります。
WiMAXには様々な機種があるので、どれを選べば良いのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
それぞれ異なる特徴を持つWiMAXルーターですが、結論から言えば2019年1月に登場した最新機種の「W06」が最もおすすめです。
ここでは、WiMAXルーターの最新機種「W06」のスペックと、他の機種との比較についてまとめています。
プロバイダの選び方も解説しているので、お得にWiMAXルーターの最新機種を契約したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
WiMAXルーターの最新機種「W06」の特徴
WiMAX最新機種の「W06」は、現在発売されている「W05」や「WX05」などと比較して格段に機能がパワーアップしています。
まずは最新機種「W06」のスペックを確認し、どこがどのように優れているのかを理解していきましょう。
WiMAXルーター最新機種「W06」の基本性能
WiMAXルーターの最新機種「W06」の基本性能は以下の通りです。
製品名 | W06 |
---|---|
発売年月 | 2019年1月 |
最大通信速度(下り) | 558Mbps(LTE利用時:867Mbps/有線:1,237Mbps) |
最大通信速度(上り) | 75Mbps |
対応通信回線 | WiMAX2+/au 4G LTE |
通信時間 (ハイパフォーマンスモード) |
9時間 |
通信時間 (エコモード) |
11.5時間 |
連続待受時間 | 800時間 |
通信技術 | 4×4 MIMO/CA |
中でも最新機種「W06」の特徴として挙げられる下りの最大通信速度、また各種搭載機能について順に解説していきます。
最新機種「W06」は下り最大通信速度が1Gbps超え!
WiMAX最新機種「W06」の最大のポイントは、下りの最大速度が約1.2Gbpsもあるという点。
これまで1Gbps以上の速度を実現するには固定回線を利用するしかありませんでしたが、最新機種「W06」の登場によってモバイルルーターでも実現可能に。
ただし、最大1.2Gbpsというのは有線接続時をした場合の速度になります。
無線接続の場合は558Mbps、LTE回線利用時の場合は867Mbpsが最大速度です。
867Mbpsの速度が出れば、オンラインゲームや動画視聴もストレスなく楽しめるでしょう。
ちなみに、インターネット回線の通信速度には「下り」と「上り」があり、下りはダウンロード、上りはアップロードの速さを指します。
上りの速さが影響するのはSNSの投稿やメールの送信などですが、こちらは1Mbpsあれば十分。
最新機種「W06」の上り最大速度は75Mbpsとなっており、全く問題ない速さと言えます。
最新機種「W06」には便利な機能が多数搭載
WiMAXルーターの最新機種「W06」には以下の7つの機能が搭載されています。
- 高性能ハイモードアンテナ
- TXビームフォーミング
- 通信モード自動切替機能
- 用途別のバランス設定機能
- ベストポジション機能
- HUAWEI HiLinkアプリとの連携設定
- 初期設定ウィザード
中でも高性能ハイモードアンテナとTXビームフォーミングの2つは「W06」からの新機能。
それぞれどのような機能なのか見ていきましょう。
高性能ハイモードアンテナ
WiMAX2+は建物などの障害物に弱い一面を持ち、屋内で使用する場合は電波が入りにくいというデメリットがありました。
しかし最新機種「W06」に搭載されている高性能ハイモードアンテナによって、WiMAX2+の受信速度が従来機種より20%程度改善。
今までWiMAXが圏外になりやすかった場所でも、比較的安定して利用できるようになったのです。
TXビームフォーミング
TXビームフォーミングも最新機種「W06」から登場した機能で、WiFi対応機器の場所を検知して電波を送信する技術のことです。
スマホやパソコンに向かって集中的に電波が送られるため、高性能ハイモードアンテナと同様、従来の機種より受信速度が20%程度アップしています。
その他の機能も便利
通信モードの自動切替やバランス設定などは「W05」以前の機種にも搭載されている機能で、「W06」でも引き続き利用可能となっています。
特に通信モードの自動切替機能は通信制限に関わる大切な機能なので、知っておくと良いでしょう。
WiMAXの通信モードには、ハイスピードモード(WiMAX2+回線)とハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE回線)の2種類があります。
ギガ放題と呼ばれる使い放題プランを契約している場合、ハイスピードモードは実質無制限で利用することが可能です。
一方、ハイスピードプラスエリアモードは月間7GBまでと容量が決まっており、超えてしまうとハイスピードモードにも制限がかかります。
最新機種「W06」の自動切替機能でハイスピードプラスエリアモードの上限を設定しておけば、このようなトラブルを避けることができるのです。
いったん制限されてしまうと月末まで解除できないため、速度制限を受けないためにもきちんと設定しておきましょう。
他のモバイルルーター・ホームルーターとの比較
続いて、最新機種の「W06」を含む主要WiMAXルーターのスペックを一覧で比較してみましょう。
WiMAXでは定番のモバイルルーターだけでなく、据え置き型のホームルーターも取り扱っています。
ホームルーターも含め、モバイルルーターの最新機種「W06」が優れている理由を解説していきます。
WiMAXルーターの機種とスペック一覧
WiMAXでは、これまで全部で14機種のモバイルルーターが販売されてきました。
ここでは、2017年2月に発売された「W04」から最新機種「W06」までの機種についてスペックをまとめています。
製品名 | W06 | WX05 | W05 | WX04 | W04 |
---|---|---|---|---|---|
発売年月 | 2019年1月 | 2018年11月 | 2018年1月 | 2017年11月 | 2017年2月 |
最大通信速度(下り) | 558Mbps
|
440Mbps | 558Mbps
|
440Mbps | 558Mbps
|
最大通信速度(上り) | 75Mbps | 30Mbps | 75Mbps | 30Mbps | 30Mbps |
対応通信回線 |
|
|
|
|
|
通信時間 (ハイパフォーマンスモード) |
9時間 | 10.5時間 | 6.5時間 | 10.5時間 | 6.5時間 |
通信時間 (エコモード) |
11.5時間 | 11.5時間 | 11.5時間 | 9時間 | 11.5時間 |
連続待受時間 | 800時間 | 700時間 | 850時間 | 700時間 | 850時間 |
通信技術 | 4×4 MIMO/CA | 4×4 MIMO/CA | 4×4 MIMO/CA | 4×4 MIMO/CA | 4×4 MIMO/CA |
上記の表で比較してみると、やはり最新機種の「W06」は下り最大速度が圧倒的に速いことが分かります。
1つ前の「WX05」は下り最大速度が440Mbpsなので、その差は約3倍。
ハイパフォーマンスモードにおける通信時間は「WX05」に少し劣りますが、気にするほどの差ではありません。
WiFiを使ううえで最も気になるのは通信速度の快適さですから、その点では最新機種「W06」が最も優れていると言えるでしょう。
また、WiMAXから販売されている2種類のホームルーターでも同様です。
それぞれのスペックは以下の通り。
製品名 | Speed WiFi HOME L02 | HOME 01 |
---|---|---|
発売年月 | 2019年1月 | 2018年12月 |
最大通信速度(下り) | 867Mbps(有線:1,000Mbps) | 440Mbps |
最大通信速度(上り) | 75Mbps | 75Mbps |
対応通信回線 | WiMAX2+/au 4G LTE | WiMAX2+/au 4G LTE |
同時WiFi接続台数 | 42台
|
22台
|
サイズ | W93×H178×D93 | W70×H155×D100 |
重さ | 436g | 338g |
ホームルーターは自宅でのネット利用が中心の方におすすめのルーターです。
しかし、ホームルーターの最新機種である「Speed WiFi HOME L02」の下り最大通信速度は1Gbps。
モバイルルーターの最新機種「W06」は1.2Gbpsなので、「W06」の方がより速いと言えます。
据え置き型でないと困る、ということでなければモバイルルーターの最新機種「W06」がおすすめです。
最新機種「W06」を契約する際はプロバイダ選びも重要
WiMAXルーターを契約する場合、申し込みを行うプロバイダの選択も大切です。
プロバイダによってキャンペーンや割引内容が異なるので、よりお得に契約できるよう複数のプロバイダを比較して検討しましょう。
ここからは、WiMAXルーター契約におけるプロバイダ選びのポイントを紹介していきます。
プロバイダ選びのポイントは料金
WiMAXルーターを取り扱っているプロバイダは20社以上ありますが、プランの内容やWiMAXルーターの性能はどこで契約しても変わりません。
そのため、プロバイダの比較で重要なポイントは主に利用料金の部分となります。
WiMAXルーターの利用にかかる料金として、以下のようなものが挙げられます。
- 契約時の初期費用
- 月額利用料金
- 機種代金
各プロバイダでは、上記の料金に対する割引やキャッシュバックのキャンペーンを展開。
キャンペーン内容によってトータルの料金が大きく変わってくるため、しっかり比較することが大切です。
特に、最新機種の「W06」はその性能の良さから人気が高く、旧機種と比較して割引内容が少なくなっているケースも珍しくありません。
最新機種の「W06」であっても、他と同じように割引を受けられるプロバイダを選ぶのがおすすめです。
WiMAXルーターの契約におすすめのプロバイダ3選
最後に、WiMAXルーターの最新機種「W06」を契約する際に利用したいおすすめプロバイダをご紹介。
それぞれどのような割引が受けられるのか、また適用条件などを確認していきましょう。
JPWiMAX
画像引用元:https://jpwimax.jp/
JPWiMAXは機種によるキャンペーン内容の差がなく、最新機種の「W06」でも他機種と同様の割引を受けられます。
内容は主に「月額料金の割引」と「キャッシュバック」の2つ。
JPWiMAXでは、契約から3年間にわたって月額料金の割引を受けることができ、非常にお得です。
通常4,880円の月額料金が以下のように割引されます。
最初の3ヶ月 | 月額2,800円 |
---|---|
24ヶ月目まで | 月額3,500円 |
25ヶ月目以降 | 月額4,100円 |
またキャッシュバックも10,000円分と高額で、簡単な手続きで最短即日に受け取れるのも特徴。
契約期間中であればいつでも手続きできるため、タイミングを逃してキャッシュバックを得られなかったというトラブルも心配無用です。
WiMAXの一般的な契約期間は3年間ですので、JPWiMAXは契約中常に割引があることになります。
総合的に比較して、業界最安値クラスのプロバイダと言えるでしょう。
GMOとくとくBB
画像引用元:https://gmobb.jp/lp/gentei8/
GMOとくとくBBはキャッシュバックの金額が3万円となっており、他社と比較して圧倒的。
またギガ放題プランであれば、契約から2ヶ月間の月額料金が2,170円になるというキャンペーンも展開しています。
ただし、GMOとくとくBBのキャッシュバックを受け取りはリスクがあり、契約から11ヶ月目に届くメールから手続きを行わなくてはいけません。
このタイミングを逃すと一切のキャッシュバックが得られず、救済措置もないので注意が必要です。
Broad WiMAX
画像引用元:https://wimax-broad.jp/
Broad WiMAXでは、他社からの乗り換えにかかる違約金を負担してもらえるという特徴があります。
すでにWiMAXを利用しており、Broad WiMAXへ変更する場合にはお得。
初期費用の割引などもあるため、比較的安い料金でWiMAXを利用することができます。
ただし、Broad WiMAXで割引特典を受けるには以下の手続きが必要です。
- WEBからWiMAX契約を申込む
- 安心サポートプラスへの加入
- My Broadサポートへの加入
割引適用に必要な手続きが多いため、これらを煩わしいと思うようであればJPWiMAXをおすすめします。
まとめ
- WiMAXの最新機種「W06」は史上初の下り速度1.2Gbpsを実現
- 今からWiMAXを契約するなら最新機種の「W06」がおすすめ
- プロバイダを選ぶ際は割引やキャッシュバックなどの料金部分に注目
最新機種「W06」の登場によって、通信速度の面で劣るとされていたモバイルルーターが固定回線と変わらない速度を出せるようになりました。
自宅の回線契約でお悩み方も、モバイルルーターの利用を検討してみてはいかがでしょうか。