WiMAXの利用料金を口座振替で支払いたいとお考えではありませんか?
口座振替での支払いができるプロバイダは少なく、ソネットやニフティなどの有名どころからヨドバシやケーズデンキなどの家電量販店窓口までクレジットカード払いのみの対応となっています。
WiMAXでは口座振替で利用料金を支払うには対応プロバイダでの申し込みが必要なわけです。
そこで、ここでは以下の3つを解説していきます。
- 口座振替が可能なプロバイダ3社とその特徴
- 口座振替対応プロバイダでの申し込み方法
- 口座振替支払いをする場合の注意点
クレジットカードを持っていない人、口座振替でWiMAXの利用料金を支払い人はぜひご覧ください。
口座振替が可能なWiMAXのプロバイダ3つ
2019年12月の時点で口座振替支払いに対応しているプロバイダは以下の3社です。
- UQ WiMAX
- BIGLOBE
- BraodWiMAX
各プロバイダの利用料金や初期費用を計算して、3年間で負担する合計のコストを比較しました。
プロバイダ | UQ WiMAX | BIGLOBE | BroadWiMAX |
---|---|---|---|
月額料金 | 3,880円 | 1~3ヶ月目:2,980円 以降3,980円 |
1~2ヶ月目:2,726円 3~24ヶ月目:3,411円 25ヶ月目以降:4,011円 |
口座振替手数料 | 0円 | 200円/月 | 200円付 |
契約事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
端末代金 | 15,000円 | 19,200円 | 18,857円 |
キャッシュバック | 3,000円 | 7,000円 | 無し |
3年間で負担する費用 | 154,680円 | 162,680円 | 157,683円 |
上記の表を見てもっとも料金が安いプロバイダを選ぶのは基本ですが、キャンペーンを適用方法などの条件には注意が必要です。
本家プロバイダのUQ WiMAX
画像引用元:https://www.uqwimax.jp/wimax/newlife/
WiMAXの回線提供会社であるUQコミューニケーションズが運営するUQ WiMAXでは、料金の支払い方法をクレジットカードと口座振替のどちらにも対応しています。
3,000円キャッシュバックによって初期費用の負担を軽減できる点は魅力ですが、契約月の翌々月に申し込み時に登録したアドレス宛に送付されるEメールをもとに口座情報を申請しないとキャッシュバックが受けられないので注意しなければいけません。
ただ、違約金が安く更新月じゃないときに解約しても1,000円しか請求されないメリットがあります。
BIGLOBEはキャッシュバック減額で実質負担が増加
画像引用元:https://join.biglobe.ne.jp/mobile/wimax/
BIGLOBEは、モバイル端末も同時購入で7,000円のキャッシュバックを実施しているので端末代金の負担を実質12,200円抑えることができますが、1年契約のため他社プロバイダの3年プランで端末代金0円に比べると端末代金が高額に感じてしまいます。
実は、キャッシュバック金額が15,000円から7,000円へと大幅に減額されたことで実施負担額が大きく膨らんでしまいました。
ただし、1年契約のなら、更新月じゃないタイミングで解約しても違約金はUQ WiMAX同様1,000円しか発生しないのは魅力的。
注意点として、BIGLOBEでもサービス開始翌月の2日目から45日間に手続きをしないとキャッシュバックがもらえません。
また、端末代金もUQ WiMAXと比較して高い、そして、口座振替手数料も毎月発生するのは懸念材料となります。
BroadWiMAXは違約金が高い
画像引用元:https://wimax-broad.jp/
BroadWiMAXもクレジットカード支払いと口座振替の両方に対応しているプロバイダですが、支払い方法で初期費用が変わるので注意しなければいけません。
BroadWiMAXは初期費用無料キャンペーンを売りにしていますが、支払い方法を口座振替にすると初期費用として18,857円を負担しなければいけません(支払いは初月の利用料金請求時)。
3年間で負担する費用はBIGLOBEより安いので悪くないプロバイダに思えるかもしれませんが、違約金が高いので注意が必要です。
メリットは月額割引が受けられる点で、初期費用が高いにもかかわらず3年間で負担する合計のコストはUQ WiMAXとほぼ同じです。
しかし、BroadWiMAXでは利用期間に応じて9,500円以上も支払わなければいけません。
利用期間 | 契約解除料金 |
---|---|
12ヶ月以内 | 19,000円 |
13~24ヶ月以内 | 14,000円 |
25ヶ月目以降 | 9,500円 |
UQ WiMAXとBIGLOBEは更新月以外に解約しても違約金が数千円しか請求されないので、BroadWiMAXの優先順位は低めで、カード決済向きのプロバイダと言えます。
【裏技】GMOとくとくBBを契約する方法もあり
画像引用元:https://gmobb.jp/lp/gentei8/
クレジットカードを持っている場合に限りますが、GMOとくとくBBで契約する方法もあります。
GMOとくとくBBでは申し込む際に選択できる支払い方法はクレジットカードのみですが、利用開始後は口座振替への変更が可能です。
さらにキャッシュバックか月額割引どちらかのキャンペーンによって利用料金がUQ WiMAXよりもはるかに安くなります。
プロバイダ | GMOとくとくBB (キャッシュバックコース) |
GMOとくとくBB (月額割引コース) |
UQ WiMAX |
---|---|---|---|
月額料金 | 1~2ヶ月目:3,609円 3ヶ月目以降:4,263円 |
1~2ヶ月目:2,170円 3~36ヶ月目:3,480円 37ヶ月目以降:4,263円 |
3,880円 |
契約事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
端末代金 | 0円 | 0円 | 15,000円 |
キャッシュバック | 34,700円 | 無し | 3,000円 |
3年間で負担する費用 | 120,600円 | 125,660円 | 154,680円 |
※2019年12月時点での情報です。
クレジットカードを持っていて口座振替で料金を支払いたい人向けではありますが、当てはまる人はチェックしてみましょう。
ニフティは口座振替の新規受付を終了している
ニフティ(nifty)は以前に口座振替に対応していましたが、2017年6月28日をもって利用できる支払い方法がクレジットカードのみとなりました。
ニフティが口座振替対応という噂を耳にする可能性はありますが、現在は非対応なので注意しましょう。
口座振替でWiMAXを契約する流れ
クレジットカードで利用料金を支払う場合はオンラインで申し込みが完了しますが、口座振替え支払いをする場合は申し込み後に書面での手続きが必要です。
1.プロバイダの公式サイトで申し込む
WiMAXの契約は基本的にオンラインのみなので、最初にプロバイダの公式サイトから申し込みが必要になります。
クレジットカード払いの場合はオンラインでの申し込みだけで手続きは完了ですが、口座振替を利用する場合は申し込み後に手続きをしなければいけないので注意してください。
2.送付される書面へ記入して返送する
オンラインでの申し込みが完了したあとは、選んだプロバイダが定めた手続きが必要になります。
口座振替対応プロバイダーの申し込み後手続きは以下の通りで、書類の送付が必要な事業者もあります。
プロバイダ | 手続き方法 |
---|---|
UQ WiMAX | Web上で本人確認書類の提出 |
BIGLOBE | 送付される「支払方法登録申込書」に必要事項を記入して、振替先の金融機関への届け印を押して返送 |
BroadWiMAX | 申し込み完了メールの受信後にWeb上で本人確認書類の提出 |
上記の手続きをしないと申し込みは完全に終了しないので忘れないようにしましょう。
3.加入審査の実施
口座振替を利用する場合、申し込んだあとに加入審査が行われます。
加入審査が通れば申し込みは完了してWiFiルーターが送られてきます。
クレジットカード支払いを利用する場合はクレジット会社が料金を支払ってくれるので加入審査がありませんが、口座振替ではプロバイダ側が確実にお金を受け取れる保証がないので審査をクリアしなければ契約できません。
口座振替を利用できる金融機関は多数あり
口座振替に対応しているプロバイダでは都市銀行だけでなくゆうちょ銀行、地方銀行や信用金庫の口座からでもWiMAXの料金を支払えます。
ただ、ごく一部の金融機関では口座振替が利用できない場合があるので、心配な人は申し込む前に料金の支払いができるのか確認しておきましょう。
UQ WiMAXとBIGLOBEは公式サイトで口座振替が可能な金融機関を公表しています。
UQ WiMAX:https://www.cp-cats.jp/wbkf/cp_info/pdf/use_time_list.pdf
BIGLOBE:https://support.biglobe.ne.jp/jimu/keiyaku/paychg/siyou-bank.html
BroadWiMAXは公式サイトに利用可能な金融機関を公表していないので、公式サイトの問い合わせフォームを使って確認が必要です。
契約成立までの日数
クレジットカード支払いの場合は申し込みの最短翌日、長くても1週間ほどでWiMAXの利用を開始できます。
口座振替を利用する場合、申し込み後の手続きと加入審査が完了次第Wi-Fiルーターが発送されるので、一概に翌日からWiMAXの利用開始ができるわけではありません。
なかには口座振替の手続きが完了しないとWi-Fiルーターが発送されないプロバイダもあります。
口座振替対応プロバイダごとの申し込みから利用開始までの目安をまとめました。
プロバイダ | 端末発送のタイミング | 利用開始までの日数の目安 |
---|---|---|
UQ WiMAX | 申し込み後の手続きと加入審査終了次第 | 2日以上 |
BIGLOBE | 口座振替手続きの登録が完了するまで | 9日~2週間 |
BroadWiMAX | 申し込み後の手続きと加入審査終了次第 | 2日以上 |
BIGLOBEでは口座振替の登録が完了しないと端末が発送されないので、WiMAXが使えるようになるまで時間がかかります。
利用料金の引き落とし日
利用料金の引き落とし日はプロバイダごとに若干異なります。
UQ WiMAXとBIGLOBEは毎月26日、26日が金融機関の非営業日であれば翌営業日の引き落としになります。
BroadWiMAXでは毎月3日か27日で、登録する金融機関によってどちらになるかが異なります。
知っておくべき注意点
口座振替に対応のプロバイダで契約する場合、端末代金と加入審査に気をつけておきましょう。
とくに端末代金は契約するときの費用を左右するうえにプロバイダごとに値段が違うので、申し込む前に確認してほしいところです。
端末代金が一括払いになる可能性あり
口座振替対応のプロバイダ3社では端末代金が0円でなく、以下の通りの金額となっています。
プロバイダ | 端末代金 |
---|---|
UQ WiMAX | 15,000円 |
BIGLOBE | 19,200円 |
BroadWiMAX | 18,867円 |
端末代金は高額ですが分割での支払いはできず、支払い方法を口座振替にする場合は端末を受取る際の代金引換か初回の料金請求時に支払わなければいけません。
審査を通るための条件
加入審査が通る基準は携帯電話やクレジットカード料金の滞納があるかです。
あまりにも携帯電話やクレジットカード料金の滞納を繰り返すと審査にはフリになりますし、スマホの強制解約を受けたことがあると審査が通らない可能性が高いです。
なお、自己破産でブラックリストに入ってる状況は加入審査を左右する要素にはならないので大丈夫です。
契約してすぐのWiMAXやスマホの解約や他社への乗り換え(MNP)何度もしていないかも審査基準の一つなので注意してください。
過去に携帯電話会社によるキャッシュバック競争により短期間に複数のキャリアを乗り換える人が出てきたため、契約して半年以内の解約を複数行っていると不利になります。
過去にキャッシュバックを目当てに携帯会社の乗り換えを何回もしている場合、クレジットカード支払いを利用するのが望ましいです。
手数料がかかる場合がある
口座振替でWiMAXの利用料金を支払う場合、プロバイダによっては手数料がかかるので注意が必要です。
UQ WiMAXは無料ですが、BIGLOBEとBroadWiMAXは毎月200円かかります。
請求書発行にも手数料がかかる
WiMAXでは基本的に請求書は発行されず、発行してもらうには月額100円のオプションへ加入しなければいけません(クレジットカード支払いも同様です)。
しかし、請求書はプロバイダのユーザー用サイトで確認できます。
UQ WiMAXは口座登録完了までコンビニ支払い
UQ WiMAXでは口座振替手続きが完了するまで約1~2ヵ月かかり、登録が完了するまではコンビニ専用の請求書での支払いになります。
コンビニ支払いでは1回につき150円の手数料が発生するので注意してください。
まとめ
口座振替に対応しているWiMAXのプロバイダは以下の3社です。
- UQ WiMAX
- BIGLOBE
- BroadWiMAX
どのプロバイダで契約するとしても端末代金は一括で支払わなければいけません。
おすすめはUQ WiMAXで、口座振替の手数料が無料で3年間に負担する料金がもっとも安くなっています。
解約するときの違約金が1,000円と安いところもポイントです。
他のプロバイダは毎月200円の手数料が発生するので、UQ WiMAXと比べると3年間で負担する費用が高くなります。
口座振替で利用料金を払う場合、申し込みをしたあとに口座登録の手続きが必要なので忘れないように気をつけましょう。