NEXT mobile(ネクストモバイル)のポケットwifiはどう?評判や特徴を解説
NEXT mobile(ネクストモバイル)のポケットwifiはどう?評判や特徴を解説

NEXTモバイルのポケットwifiをプランや評判で解説

NEXTmobileは、現段階ではあまり認知度が高いとは言えませんが、ソフトバンクのインターネット回線を利用しているポケットwifiです。

ポケットwifiといえばWiMAXが人気No1。NEXTmobileはWiMAX以外のおすすめ機種といわれ、幅広い層から注目されています。

ここでは、料金が安くて無制限に使えるポケットwifiを探しているという人のために、NEXTmobileの性能や料金プラン、利用者の口コミなど気になることをわかりやすく説明していきます。

目次

NEXTmobileのポケットwifiとは?

「NEXTmobile」は、株式会社グッドラックが運営するインターネット接続会社(プロバイダ)が提供しているポケットwifiです。

NEXTmobileはソフトバンクのインターネット回線を利用しています。

格安SIMのように大手通信会社から回線を安く仕入れて提供しているのではないので、ユーザーはソフトバンクと同じように使うことができます。

携帯電話はドコモやauなどのキャリアを問わず利用できるうえ、パソコンやタブレット、プリンター、ゲーム機などもWi-Fiに接続できる機器であれば利用可能です。

なお、「ポケットwifi」とは、本来はソフトバンクグループ会社が運営する「Y!
mobile」が提供しているモバイルルーターの登録商標です。

それがいつしかポケットサイズのモバイルルーターの総称として使われるようになり、すっかり定着した感があるのでここでもポケットwifiとして説明していきます。

特長は何といっても通信量が無制限!

まだNEXTmobileにデータ通信量が20GBと30GBの料金プランしかなかった頃は、同じグットラック社が提供するポケットwifiの「どんなときもWiFi」がメインでした。

その後NEXTmobileに「使い放題プラン」が加わり、月額料金も安いことからNEXTmobileの人気がしだいに高まっている傾向があります。

NEXTmobile「使い放題プラン」 どんなときもWiFi(無制限)
月額料金 3,100円 3,840円
通信速度 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps

使い放題プランに契約した場合、webサイトの閲覧や音楽のダウンロードなどのほかに、自分でfacebookやYouTubeなどにアップロードするときも時間や容量を気にせず存分に楽しむことができます

これがNEXTmobileの最大のメリットです。

ただし、著しくネットワークを占有するレベルの大容量の通信だったり、違法性があると判断された場合は128Kbps(キロビット毎秒)程度に速度制限あるいは利用停止の措置が取られる場合もあります。

気になるポケットwifiの料金プラン

では、NEXTmobileは料金的にはお得なのかどうか、ポケットwifiの人気ランキングで常にトップをキープしているWiMAX(ワイマックス)と比較してみましょう。

WiMAXはKDDIの子会社「UQコミュニケーションズ」のWiMAX回線を利用しています。

WiMAXを取り扱うプロバイダは20社以上ありますが、その中でも月額料金が安いと評判のBroad WiMAX(ブロードワイマックス)社のプランとNEXTmobileのプランを比較してみましょう。

NEXT mobileの料金プラン

プラン 契約期間 月額料金 支払総額 ルーター代 速度制限
20GB 2年 2,400円 60,600円 無 料(19,000円相当) 月間容量データの20GB、
30GBを超えない限り制限はなし
30GB 2,700円 67,800円
使い放題 3,100円 77,400円 なし(無制限)

※契約期間(2年)中は割引料金。2年以降も継続利用する場合は通常料金となり、それぞれ500円ずつアップします。

WiMAXの料金プラン

プラン 期間 月額料金 支払総額 初期費用 速度制限
ライト (7GB)※ 3年 3,609円 129,924円 無 料(18,857円割引) 月間7GBを超えない限り制限なし
ギガ放題 2か月まで 2,726円
3~24か月 3,411円
25か月以降 4,011円
131,626円 3日間で通信量の合計が10GB以上になった場合、
翌日18時~翌2時ごろにかけて1Mbps程度の通信制限あり

※ライトプラン:1か月7GBまで通常速度で使用できるプラン。「通常プラン」ともいいます。

NEXTmobileは契約期間が2年でWiMAXは3年なので、支払総額を単純に比較することはできません。

しかし、但し書きにあるようにNEXTmobileは2年目以降は500円ずつ料金が高くなります

それを計算すると「使い放題プラン」は3年間の支払総額が約130,000円となり、WiMAXとほとんど変わりません

動画やSNSなどをあまり使わないという方には、NEXTmobileの30GBか20GBプランなら月々の支払いも低く抑えられるのでおすすめです。

NEXTmobilenのポケットwifiを契約するメリットは?

NEXTmobileのポケットwifiは月額料金が安いことだけでなく、次のようなメリットもあります。

地下鉄やビル内でもつながりやすく通信速度も安定

NEXTmobileのポケットwifiが利用しているソフトバンクのLET回線は900MHzという低周波数帯。携帯電話にも使われる周波数帯で、障害物に強い特性があり、地下鉄やビルの中などでも繋がりやすく、通信速度も安定しているのが特長です。それに対し、WiMAX2+は2.4GHz/5GHzという高周波数帯のため、障害物の多いところでは繋がらないという声をよく耳にします。

サービスエリアが広く、感度も問題なし

ソフトバンクの回線は、サービスエリアが広い点も評判です。ソフトバンクの基地局はドコモに次いで数が多く、全国ほとんどの地域に対応しています。NEXTmobileなら旅行先でも出張先でも使えるので便利です。

一方のWiMAX+2は順次サービスエリアを拡大していますが、サービスエリア内であっても前述したように周波数帯の関係で、建物の密集地や列車内、山間部など障害物の多いところでは繋がらないことも。自分がNEXTmobileを利用するところがサービスエリア内かどうかはソフトバンクのエリアマップで確認することができます。

※サービスエリアマップ:https://www.softbank.jp/mobile/network/area/map/

NEXTmobileはバッテリーの性能が優秀

NEXTmobileの「FS030W」は、利用時間が最大20時間

WiMAXのポケットwifiの中でバッテリーの持ちがよいとされる「W06」でも最大9時間ですから、2倍以上も長持ちします。

手軽に持ち運びができてバッテリー切れの心配もあまりないNEXTmobileは、さまざまなシーンで使うことができます。

NEXTmobileにはホームルーターもある

NEXTmobileにはポケットwifiだけでなく、端末を自宅に据え置くタイプのホームルーター(TH-100LN)もあります。これは光回線のような工事は一切必要なく、端末ルーターをコンセントにつなぐだけですから費用も時間もかかりません。

充電式ではないのでバッテリー切れの心配がなく、家中どこででもインターネットを利用することができます。

最近はカフェやレストラン、ファストフード店、コンビニ、駅など各所に「フリーwifiスポット」が設置されているので、自宅ではホームルーターを使い、外出先ではフリーwifiを利用して動画や音楽などを楽しむ人が増えています。

利用者の口コミ・評判からわかるデメリット

NEXTmobileについての口コミや2chに寄せられる評判などを見ると、なかなか厳しい意見も。その中のいくつかをピックアップしてみます。

口コミ1.ルーターが大きめで持ちにくい

端末ルーターのFS030のサイズは、厚さ17.3mm、重さ128g。WiMAXよりやや大ぶりです。端末が大きい分バッテリーが長持ちするのでむしろメリットなのですが、実際ポケットに入れたり女性がバックに入れて持ち歩くには少々重く感じるでしょう。

口コミ2.下り速度が遅い

NEXTmobileは、ポケットwifiもホームルーターも下り最大速度は150Mbpsです。WiMAXの端末「W06」の下り最大速度は1,237Mbpsですから確かに速度は遅いです。しかし、どんなポケットwifiでも常に最大速度が出るわけではありません。速くて50~70Mbps、平均は10~40Mbpsといわれます。インターネットを利用する際には下り20Mbps程度で十分なので、遅いのはデメリットのうちに入らないと言っていいでしょう。

口コミ3.途中でギガ数の変更ができない

NEXTmobileは契約したギガ(月間容量)を、2年後の契約更新時まで変更することができません。WiMAXの場合は、ほとんどのプロバイダが7GBプランとギガ放題プランを月ごとに変更可能としています。あまりデータ容量を使う予定がない月は7GBにするというように変更できるので無駄がありません。変更できないNEXTmobileはその点では使い勝手がよくないかもしれません。

口コミ4.公式サイトからしか申し込みできない

WiMAXはじめその他のポケットwifiは、家電量販店や携帯ショップなどの店頭窓口から契約ができますが、NEXTmobileは公式サイトのみです。店頭で申し込みができないため、ポケットwifiについて知識のない初心者はうまく契約できるか不安になりますが、オペレーターに電話で相談することができるのでスムーズに契約まで進めることが可能です。

口コミ5.解約手数料が非常に高い

端末を契約したものの何らかの事情で解約せざるを得ないときがあります。解約手続きはどこでも面倒ですが、NEXTmobileも複雑で解約金も高額であることから、解約の仕方をデメリットとしてあげる人が少なくありません。

もし解約することになった場合に戸惑うことのないよう、次項でNEXTmobileの解約の仕方について説明します。

解約するときの注意点

NEXTmobileの端末を契約期間中に解約する場合は、「契約解除料」が請求されます。解除料はプランによって異なりますが、「使い放題プラン」の場合は下記のようになっています。

NEXTmobile使い放題プランの解除料(契約期間2年)

0~24か月目までに解約した場合 19,000円(税抜き)
25か月目(契約更新月) 0円
26~48か月目までに解約した場合 9,500円
49か月目(契約更新月) 0円
50~72か月目までに解約した場合 9,500円

初期費用無料キャンペーン中に申し込みをした場合は、キャンペーン違約金として別途9,500円請求されることがあります。

初期契約解除に必要な書類と手続きの仕方

NEXTmobileには「初期契約解除制度」があり、契約書を受け取ってから8日以内は契約解除が認められています。

事務手数料として3,000円かかりますが、解除料や解約手数料などは必要ありません

解約するときは下記のような手順で書類と端末一式をNEXTmobileのサポートセンターへ送ることとされています。

  • 初期契約解除申請書をダウンロード
  • 必要な情報を記入
  • 申請書と一緒に端末や附属品を梱包
  • 宅配便かゆうパックで返送

まず「初期契約解除申請書フォーマット」から申請書をプリントアウトします。申請書には必要事項が記入されていればよいので自分で申請書を用意してもかまいません。

次に、申請書に契約ID(契約書に記載されているID)、契約者名、電話番号、住所を記入します。

記入した申請書は、端末ルーター、ホームルーターの場合は電源ケーブルとLANケーブル、保証書、端末の個装箱を梱包します。

返送には宅配便かゆうパックを利用します。

配達伝票に「初期契約解除」と記載する必要があり、記載がないと解約手数料を別途請求される場合があります。

また、端末が破損していたり、返送すべきものが入っていなかったりすると「機器損害金」が発生するので要注意です。

【まとめ】NEXTmobileのポケットwifiはどんな人におすすめ?

ここまでNEXTmobileのスペックや評判などを見てきましたが、NEXTmobileを特におすすしたいのは次のような人です。

  • 月額料金をできるだけ安く抑えたい
  • 電波が届きにくい地下や建物の密集地、山間部などでインターネットを使う機会が多い
  • 平日はあまりネットを使わないが休日は長時間使うというように、1日当たりの利用量が異なる
  • 外出先で使うことが多いのでバッテリーが長持ちするポケットwifiを探している

反対に、通信速度を必要とするオンラインゲームや重いデータのダウンロードを頻繁に行う人にとって速度がWiMAXに比べて遅いNEXTmobileは適しているとは言えません。自分はどのような使い方をするのか考えて上手に選ぶようにしましょう。

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