hi-hoモバイルコースWiMAXhi-hoは、元々パナソニック(旧松下電機産業)のグループ会社で、今はIPSホールディング傘下となるプロバイダとしては長い歴史と実績を誇っています。
固定回線やsimなど様々な通信サービスを提供するなか、WiMAXも「hi-hoモバイルコース-WiMAX2+」という名称でサービスを提供中。
今回はそんなhi-hoモバイルコースWiMAXについて料金プランや利用するメリット並びに注意点など、WiMAXの利用を検討している人にとって知っておくべき情報を網羅していきます。
申し込みを行う前にぜひ参考にしてみて下さい。
hi-hoモバイルコースWiMAXの料金プラン
hi-hoモバイルコースWiMAXは、以前は使い勝手の良い2年契約プランがありましたが、今は長期契約の3年プランだけになってしまいました。
現在は他社プロバイダと同様に3年契約のギガ放題プランと月間7GBプランの2種類があるので、それぞれ料金プランを詳しく見ていきましょう
WiMAX 2+ギガ放題36
プラン名称 | ギガ放題36 | ギガ放題36 セレクト |
---|---|---|
月額料金 | 3,780円~ | 4,380円~ |
契約年数 | 3年 | 3年 |
通信量 | 無制限 | 無制限 |
LTEオプション料 | 月額1,008円 | 月額1,008円 |
以上が、hi-hoモバイルコースWiMAXが提供するギガ放題プランの料金です。
月額料金は、ギガ放題36だと最初3,780円、13ヶ月目以降4,000円、25ヶ月目以降4,300円と徐々に値上がりしてくタイプで、これはhi-hoモバイルコースWiMAXのみならず、他社プロバイダでもお馴染みの料金体系です。
これにセレクトを付けたプランだとずっと36か月間固定で4,380円となります。
セレクトについては、後ほど詳しく説明していくので、ここでは省略致します。
気になるのが、LTEオプション料金。
こちら、3年契約になると無料になるWiMAXプロバイダも出てきますが、hi-hoモバイルコースWiMAXだとキャンペーン以外は無料になりません。
したがって、契約のタイミングによっては有料になってしまうので注意しましょう。
WiMAX 2+7GB36
プラン名称 | 7GB36 | 7GB36 セレクト |
---|---|---|
月額料金 | 3,080円~ | 3,680円 |
契約年数 | 3年 | 3年 |
通信量 | 月間7GB | 月間7GB |
LTEオプション料 | 月額1,005円 | 月額1,005円 |
そこまで通信量を消費しないという方におすすめなhi-hoモバイルコースWiMAXの料金プランです。
こちらもギガ放題プランと同じようにセレクト無しの場合は、徐々に月額料金が値上がりしていくタイプ。
12ヶ月までは3,080円だったのが、13ヶ月目以降3,300円、25ヶ月目以降は3,600円まで値上がりします。
LTEオプション料は、こちらもキャンペーン特典が適用されない場合は残念ながら有料に。
hi-hoモバイルコースWiMAXは、やはり2年契約プランがなくなって長所が減った印象になりました。
オプション契約の【セレクト】とは?
料金プランを確認すると「セレクト」というワードが目に入ると思いますが、hi-hoモバイルコースWiMAXでは4つのオプションがセットになってお得になるプランを用意しています。
内容としては、3つの必須オプションに加え、自分が好きなオプションを1つ選択できる仕組み。
これが、月額1,100円で利用できるということです。
利用できるオプション詳細
必須オプション | マカフィーモバイルセキュリティ | スマホ用のウイルスソフト | 月額300円 |
---|---|---|---|
訪問サポート | 自宅まで専門スタッフがサポートに来てくれる | 個別契約不可 | |
動産総合保険 | 最大5万円の修理費用をサポート | 月額980円 | |
選択オプション | お財布サポート by 選べる倶楽部 | 全国各地の福利厚生やお得なクーポンが利用可能 | 月額500円 |
データバックアップ | 大事なデータの紛失を守る自動バックアップ | 月額500円 | |
データ復旧 | データが消去された場合のトラブルを解決 | 個別契約不可 |
上記を見てみると必須条件の中の訪問サポートは不要に感じる人は多いかもしれません。
今はネット上の情報で操作や疑問点が解決することが多く、わざわざ月額料金を負担してまで付けておきたいサービスではないでしょう。
ただし、必要性の高い動産保険+マカフィーモバイルセキュリティを契約したい人にとっては、セレクトプランで加入をおすすめします。
セレクトプランなら月額1,100円で4つのオプションが利用できるため、単体で加入するよりもお得になるからです。
動産保険とセレクトプランの料金も大差ないので、この場合も動産保険単体で加入するよりもセレクトを選んだほうがおすすめと言えるでしょう。
ただし、月額1,100円まで払ってhi-hoモバイルコースWiMAXのセレクトを付けるかは個人によって必要性は大きく変わるサービスであることは間違いありません。
セレクトに興味がある人は3年間の割引特典あり
オプションプランは不要だと思う人も多いですが、もし、hi-hoモバイルコースWiMAXのセレクトに興味がある人は、ギガ放題プランなら3年間ずっと月額500円割引となるキャンペーンが用意されています。
これなら、月額料金4,380円が3,880円で3年間利用可能となり、セレクト無しのプランの3年合計金額よりも安くなる結果になります。
この逆転現象が起きるのは、hi-hoモバイルコースWiMAXのギガ放題セレクトは、36ヶ月間の料金プランがずっと固定で途中で値上がりしないからです。
つまり、ギガ放題プランを契約するならセレクト付がおすすめと言うことになりますね。
ただし、これには注意点がもちろんあります。
そこで、次のhi-hoモバイルコースWiMAXのデメリット及び注意点で詳しく解説していきましょう。
デメリット及び注意点
36ヶ月ずっと割の端末は最新機種ではない
hi-hoモバイルコースWiMAXでは、ギガ放題限定プランとしてセレクト(W)の契約を行うと、3年間毎月の料金が500円割引となります。
ただし、利用できる機種は「W05」「L01」の2択であることに注意が必要です。
つまり、キャンペーンの割引特典を受けるためには、評判の良い最新機種「W06」やホームルーターの最新機種「L02」が選べないことになってしまいます。
500円の割引特典を受けるくらいなら、月額料金プランが安い、または高額なキャッシュバック特典が受けられる他社プロバイダで最新機種を選んで契約するほうがお得であり、満足度も高いはずです。
hi-hoモバイルコースWiMAXの割引特典には端末縛りがあることを覚えておきましょう。
上記で述べた36ヶ月合計額がセレクト無しよりも安くなる理由が分かったかと思います。
3年契約プランだと解約金が割高
hi-hoモバイルコースWiMAXは、年間の解約手数料が固定ではなく、月単位で変わってくる点に注意が必要。
2ヶ月までは38,800円、3ヶ月は37,200円でその後は毎月800円ずつ解約手数料が値下がりしていく仕組みが採用されています。
この場合、12ヶ月時点で30,000円、24ヶ月時点で20,400円、36ヶ月時点で10,800円と他のプロバイダに比べて解約にかかる費用が高額です。
しかも、月単位で解約手数料が異なるため、WiMAXの契約を早く解約するほど損することになります。
WiMAXを契約する際は、最初から中途解約を想定してはいないと思いますが、hi-hoモバイルコースWiMAXは解約金が高いことだけは理解しておきましょう。
料金プランは最安水準ではない
hi-hoモバイルコースWiMAXの3年間ギガ放題プランの月額料金は、3,780円から4,300円と段々値上がりしてくタイプ。
これは他社プロバイダと比較するとそこまで安くはありません。
下記に料金プランが安いプロバイダとhi-hoモバイルコースWiMAXを比較してみましたので参考にしてみてください。
ギガ放題プラン(3年契約)で実質費用負担を比較
WiMAXプロバイダ | 3年間の実質負担額 | hi-hoモバイルコースWiMAXとの差額 |
---|---|---|
hi-hoモバイルコースWiMAX | 147,960円 | ― |
JPWiMAX | 124,100円 | -23,860円 |
Broad WiMAX | 131,626円 | -16,334円 |
GMOとくとくBB | 124,160円 | -23,800円 |
以上のように、JPWiMAXやGMOとくとくBBならキャッシュバック特典を利用すると、hi-hoモバイルコースWiMAXで契約するよりも約24,000円も費用負担を抑えることが可能になります。
月額料金を安く抑えたい人にとって、hi-hoモバイルコースWiMAXは選択肢から外れてしまう理由がこれです。
hi-hoモバイルコースWiMAXがおすすめの人
2年契約プランでWiMAXを利用した人にとって、hi-hoモバイルコースWiMAXは候補になるかもしれません。
しかし、他社プロバイダと比較した場合、あまり突出したメリットはないのがhi-hoモバイルコースWiMAXの現実。
あとは、セレクトコースを選択すれば、セキュリティソフトと動産保険が付帯されるので、WiMAXを使う際のリスクに備えることができることでしょうか。
やはり、WiMAXの端末は精密機器であるため、壊すと修理費用は万単位で請求されることも珍しくありません。
対象端末も2つ登録できるので、スマホの安心保障サービスを解約してこちらで両方登録するのも費用削減につながります。
また、ウィルスに感染すると個人情報の悪用など大きなトラブルに見舞われることもあるので、最初から付帯されてくるのは手軽で便利だと言えるでしょう。
【まとめ】hi-hoモバイルコースWiMAXに固執する理由はない
以上、今回はhi-hoモバイルコースWiMAXを紹介してきましたが、おすすめの特徴は評判の良い他社プロバイダに比べて限定的です。
多くのWiMAX利用者は、やはり料金プランがお得だったり、高額なキャッシュバックキャンペーンを用意するプロバイダを選ぶ傾向にあり、その場合はhi-hoモバイルコースWiMAXは選択肢から外れてしまいます。
では、料金プランを抑えたい場合はどのプロバイダがおすすめなのか。
以下のページでは、大手から新規プロバイダまで人気の各社の情報をまとめて徹底比較しているので、WiMAXをご検討の方はぜひ見てみてください!