副業とは
副業とは、収入を得るために行う本業以外の仕事のことを言い、「兼業」や「サイドビジネス」とも呼ばれています。
最近は、ネットやスマホで簡単に副業ができるようになったため、誰でも手軽に始められるようになりました。
副業と一言でいっても様々な種類があり、アフィリエイトなどの「ネット系」、株式投資・アパート経営などの「投資・経営系」、そして、データ入力などの「技術・頭脳系」などから、本業と別にアルバイトや日雇いとしてお店や会社で働くことも副業に該当します。
なかには、副業で大成功して本業の収入を超えてしまい、どちらが本業か分からなくなるケースも見受けられます。
ただし、日本の企業では就業規則によって従業員の副業を禁止しているケースも多く見受けられます。
雇用主側としては、副業に熱を入れ過ぎて本業が疎かになっては困るといったところでしょう。
特に、公務員は信用失墜や守秘義務などの重要性を鑑み、国家公務員法および地方公務員法によって副業は原則として禁止されています。
したがって、副業を行う際は、後になって勤め先とトラブルにならないよう社内規則を確認しておくことをおすすめします。
副業はビジネススキルも身につく
副業は、本業とは異なる業界でお金を稼ぐことから、普段の生活では知りえないスキルや知識を身につけることが可能です。
アフィリエイトなどのネット系であれば、PCスキルはもちろんのことHTMLやCSSなどのウェブデザイン、そしてJAVAやPHPなどのプログラミングの知識を得ることだって可能です。
また、投資信託であれば金融商品に関する知識を深められると同時に、データやチャートを日々扱うことから分析力や判断力と言ったスキルが自ずと身についていきます。
他にも飲食店なら接客スキルが学べたり、肉体労働の仕事なら体を鍛えたりすることも可能です。
副業を通じて得た経験やスキルが必ずしも本業に直結するとは限りませんが、思いがけない場面で力を発揮することもあります。
もし、キャリアアップなどを検討している人であれば、収入よりもまずは本業に貢献できる副業を敢えて選択してみるのも良いでしょう。
副業が気分転換にもなる
副業に興味がある人の多くは、収入の底上げだと思いますが、上記に述べたのように異業種のスキルや知識が学べるなど金銭面のメリット以外も多いのが特徴です。
仕事の掛け持ちをしないと生活的に厳しい人は別として、本業だけで生活していけるにもかかわらず副業をしている人の中には気分転換を求めている人も少なくありません。
異業種の世界でネットワークや出会いを求めたり、趣味の延長線上で自分の知識や技術を発揮したいなど、報酬以外の要素で副業を始める人も少なくありません。
夢を諦めきれずに会社が終わった夜間や週末を利用して副業で活動している人もいます。
副業の良い点は、本業と違っていつでも自分の判断ですぐに辞められることです。
本業であれば、生活していくために人間関係や業務のストレスがあっても我慢して働くことが日常茶飯事ですが、副業であれば収入が途絶えても本業があるので生活できます。
したがって、自分の好きな仕事をマイペースにこなしていけるのが副業のメリットです。
副業はリスク分散にも最適
終身雇用の時代は崩壊すると同時に、有名企業や大企業でも倒産される昨今では、リストラや給与カットは他人事ではありません。
副業として収入があれば、本業が途絶えたとしても収入ゼロを回避でき、また本業だけでなく副業で得た経験やスキルも再就職の際に武器としてアピールすることだって可能です。
楽して儲かるような副業モデルは、本業でも無いのと一緒でなかなかありません。
ただし、その代わり副業でも空いた時間を活用して集中して働くことで経験や知識を身につけることが可能です。
本業が無くなってしまった場合に備え、リスク分散と位置付けとして副業を始めるのも1つの手段として有用です。