副業に制限はなし
副業は、本業の傍らでやる仕事のことでサイドビジネスなどと言いますが、「いくら」という定義はありません。
なかには副業が結果を出して本業以上に収入を得ることに成功し、どちらが本業か分からない人だっています。
副業が軌道に乗って安定した報酬を出るようになったのち、本業を辞めて専念する人もいますが、人気の高いネット系の副業であれば月額の収入は平均4万円ほどになります。
副業でいくら稼げるかは、案件の選び方とスキル、そして副業に投資できる時間や費用次第です。
ただし、本業は会社で年末調整や確定申告によって税金を納めていますが、副業の場合は個人で収入を得ているのである一定以上の報酬(20万円以上)を得た場合は税金を納める手続き「確定申告」が必要になってきます。
なお、20万円の規定は所得税の話であって、住民税の場合はそういった基準がないので報酬が発生すれば申告が必要不可欠となり、申告しなければ脱税となります。
また、副業でもアルバイトなど給与としてお金を受け取った場合は給与所得が発生するため、1円でも給料があれば確定申告の必要があります。
世間は副業でいくらまで稼ぎたいのか
副業の月収は平均4.3万円となっており、「月5万円の壁」という言葉で世間では表現されたりしています。
日刊SPA!のアンケート調査によると、副業で月額いくら稼ぎたいかの回答では、月額5万円以上と回答した人が過半数を超える結果となっています。
月5万円を稼ごうと思うなら時給1000円のアルバイトに換算すると50時間となっており、週末を犠牲にして働かなければなくなる金額となります。
WEBデザインやプログラミングなど高度なスキルが要求される副業であれば月額5万円以上の収入も期待できますが、サラリーマンや専業主婦が気軽に始めることができません。
このことから月5万円の壁と言われる所以でもあり、手軽に稼げる副業では高収入を生み出す難しさが課題となっています。
ただし、株・FXやアフィリエイト、ライター業務など知識ゼロからでも独学で学んで大きな副業収入を生み出している人もいるので決して不可能な金額ではありません。
Q.副業で月にいくら稼ぎたい?
金額は気にしていない | 9.0% |
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15万円以上 | 6.8% |
10万円~15万円未満 | 12.3% |
5万円~10万円未満 | 32.9% |
1万円~5万円未満 | 34.2% |
1万円未満 | 4.8% |
副業を始める際は目標を設ける
副業を始める際は、何気なくクラウドソーシングからできそうな依頼をこなすのではなく、ゴール(目標)を設定するほうが効率的だったりします。
どんな方法によって副業を始めて月間報酬はいくら稼ぐのか、そしてその報酬はいつまで達成したいのか自分なりにまとめてみましょう。
期間を決めておけば割に合わないと思えば次に切り替えることも容易で、ズルズルと利益のない副業に時間を費やして非効率に陥ることを防いでくれます。
もちろん、副業を続けていれば新たな発見や課題、そして転勤や人事異動など本業の変化もあるため、適宜修正していくと良いでしょう。
ゴールがあるということは、達成するという意識が高まるためモチベーションアップにもつながっていきます。
自由に自分の意志と判断でお金を稼げるのが副業であり、サラリーマンと違って報酬に上限などありません。
いきなり高過ぎる目標を達成してしまえば、実現性が下がりやる気も徐々に下降してしまうので、段階的に目標を設定し計画的にハードルを上げていく方法をおすすめします。
副業が本業を逆転するケースもあり
副業をしている人の中には本業を上回る収入を得ることに成功した人が沢山います。
よって、本業を辞めて副業一本に集中することで今まで以上に時間や労力を費やすことが可能となり、より収益を伸ばしているケースも珍しくありません。
独立開業を目指す人の中には失敗するリスクを考慮してまずは副業から始める人も多く、軌道に乗った時点で本業を辞めるパターンも主流になりつつあります。
ただし、独立開業となれば給料も稼いだ分だけ得られる分、業務に関する影響や責任も全部自己責任となります。
従業員時代に守ってくれる社長や上司がいなくなるので、全ての問題を自分で解決していかなくてはなりません。
また、今は副業で始めたビジネスが安定していても将来のことは誰にも予想できないので、失敗するリスクもゼロではないことは忘れないようにしましょう。
副業の方が儲かると見込んで本業を辞めて労力を集中することで収入を上げれたものの、勢いは失速してしまい、結果的に貯金を切り崩しながら生活している人もいます。