BIGLOBEは、プロバイダとしては歴史が無いため知名度は高く、固定回線やWiMAXで多くの契約者を抱える人気があります。
また、KDDIグループのWiMAXプロバイダとしての安心感もあります。
ここでは、BIGLOBE WiMAXの特徴やキャンペーン情報並びに注意点など詳しく解説していきます。
BIGLOBEはプロバイダ歴30年だからサポートの質は評判が良い
BIGLOBEは、元々はNEC系列のプロバイダでしたが、その後日本産業パートナーズに株式が売却され、2016年にはKDDIの完全子会社となっています。
つまり、auやUQコミュニケーションズと同じグループだと言うことです。
プロバイダとして30年にお及ぶ歴史があるため、ノウハウや実績が豊富であり、サポート体制も質が高いと評判。
wifiデータ端末は、契約手続き完了したら最短翌日発送で送料無料なので、WiMAXを早く使いたい人にも最適です。
BIGLOBEは、長く付き合えるWiMAXプロバイダであることは間違いないでしょう。
BIGLOBE WiMAXは契約期間1年だから長期縛りの心配がない
BIGLOBE WiMAXは、3年契約の長期プランが多いなか、2019年10月1日より1年プランに変更されました。
1年契約になったことで、利用者にとっては解約へのハードルが低くなったことです。
これなら毎年発売される新機種に機種変更できますが、毎年機種代に20,000万円ほど支払うのは正直勿体ないと言えます。
2年に1回くらいが機種変更のタイミングとしてはベストなので、BIGLOBが1年契約だけになってしまったのは正直残念です。
このように、WiMAXの契約期間が1年になったことで、メリットもあればデメリットも出てきています。
そこで今回は、1年契約プランでBIGLOBE WiMAXのプランがどう変化したのかを確認していきましょう。
1年契約・ギガ放題のみのシンプルプラン
BIGLOBE WiMAXの料金プランをまずは表でまとめたので確認してみて下さい。
サービス開始月 | 0円 |
---|---|
1ヶ月目以降 | 3,980円 |
※初期費用として事務手数料3,000円が発生
他社プロバイダでは月額料金に割引が適用されるため、段階的に高くなっていきますが、BIGLOBE WiMAXはずっと3,980円という非常にシンプルな料金設定になっています。
しかも、無制限で利用できるギガ放題プラン1つだけで、月7GBプランは廃止されている徹底ぶり。
UQ
WiMAXの通常月額料金は4,380円なので、本家のWiMAXを利用するよりも400円ほど割安に感じますが、他社プロバイダなら無料なサービスがBIGLOBEだと有料になったりするため、決して安いとは言えません。
LTEオプション料は無料にならない
BIGLOBE WiMAXは、契約期間が3年から1年に変更されたことで、auの4G回線が利用できるLTEオプション料が有料になってしまいました。
以前は、BIGLOBE
WiMAXも2年契約や3年契約だとauのLTEオプションが無料で利用できましたが、今後は1年契約しかないので、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると月額1,005円が余計に発生してしまうので要注意です。
月額料金を抑えたい人は、auの回線を利用しないことをおすすめします。
端末は買取なので注意
WiMAXプロバイダの中には、最新wifiルーターでも端末代金が無料な場合が多いですが、BIGLOBEの場合だと最新機種のW06だと19,200円(税別)で購入しなければなりません。
支払い方法は一括または分割(800円×24回払い)を選択できますが、分割の場合は、月額料金が実質値上げされたようなものです。
しかも、分割は24回払いなので2年間支払う計算となっており、実質2年契約?
端末買取りという条件があるので、他社WiMAXプロバイダと比較する場合は、端末代金分の費用も含めたうえで比較する必要があります。
キャッシュバックの受取期間が大幅に改善
BIGLOBE WiMAXが1年契約プランになって一番のメリットと言えば、キャッシュバックの受取期間が早くなったことです。
これまでは、キャッシュバックキャンペーンの特典は契約後6カ月目の手続きでしたが、今は1ヶ月目で申請の手続きが可能です。
ただし、キャッシュバックの受取期間は45日間と限定されているので要注意。
もし、45日以内に特典受取の手続きができない場合は、キャッシュバックがもらえません。
それでも、以前と比較して受取忘れのリスクは大幅に下がったと言えるのでメリットと言えるでしょう。
キャッシュバック特典は改悪
あと、以前はキャッシュバック額が30,000円だったのに対し、今は10,000円しか受け取れません。
受取期間が短縮されたものの、キャッシュバック特典が減額されたのは長期契約ではなくなったのも要因かもしれませんが、他社プロバイダを確認しても減額傾向であるのでこれは時代の流れかもしれないです。
解約金はプロバイダ業界では破格の1,000円
本家UQ WiMAXでも1年目の解約金は19,000円に設定されているのに対し、BIGLOBE WiMAXなら1,000の解約手数料だけで済みます。
その差はなんと18,000円という衝撃的な解約金の安さです。
しかも2年目以降は更新時期に関係なくいつ解約しても0円というから驚き。
ただし、解約手数料1,000円の代わりに、wifiルーターの購入が避けられない点を忘れてはいません。
端末購入を分割にした場合は解約の際に未払い分を支払う必要があるので、その分解約時の支出は多くなります。
例えば、半年でBIGLOBEを解約した場合、800円×18回分=14,400円の残債支払いが生じるため、これに1,000円の解約手数料を加えれば、UQ
WiMAXなど他社プロバイダの一般的な1年目の解約手数料19,000円と差は小さくなります。
他社プロバイダと比べてBIGLOBE WiMAXは安いのか?
以上、BIGLOB WiMAXは1年プランのギガ放題プランに絞った新たな料金プランに変更しましたが、この新プランは他社プロバイダと比較してお得なのか。
そこで、ここではBIGLOBE WiMAXと他社プロバイダを1年利用した場合と3年利用した場合を比較していきたいと思います。
WiMAXギガ放題プランを10ヶ月間利用して解約した場合
プロバイダ | 月額料金 (10ヶ月分) |
端末 | キャッシュバック 特典 |
解約手数料 | 1年間総額 |
---|---|---|---|---|---|
BIGLOBE WiMAX | 39,800円 | 19,200円 | 10,000円 | 1,000円 | 50,000円 |
JPWiMAX | 33,200円 | 0円 | 10,000円 | 30,000円 | 53,200円 |
GMOとくとくBB | 41,322円 | 0円 | 0円 | 24,800円 | 66,122円 |
BroadWiMAX | 32,740円 | 0円 | 0円 | 28,500円※1 | 61,240円 |
※1:WEB割キャンペーン違約金(24ヶ月以内)9,500円と解約手数料19,000円
もし、10ヶ月でWiMAXを解約した場合、解約手数料が圧倒的に安いBIGLOBEが一番お得という結果になりました。
GMOとくとくBBのキャッシュバック受取期間は11ヶ月目なのでこの場合は対象外のため、大きく負担額が増加しています。
いっぽう、BIGLOBEやJPWiMAXはキャッシュバック特典の受取期間が速いため、その分の実質負担額は減少することが分かりました。
WiMAXギガ放題プランんを3年間利用して解約した場合
プロバイダ | 月額料金 (1年分) |
端末 | キャッシュバック 特典 |
解約手数料 | 1年間総額 |
---|---|---|---|---|---|
BIGLOBE WiMAX | 143,280円 | 19,200円 | 10,000円 | 0円 | 152,480円 |
JPWiMAX | 131,100円 | 0円 | 10,000円 | 0円 | 121,100円 |
GMOとくとくBB | 152,160円 | 0円 | 10,000円 | 0円 | 120,660円 |
BroadWiMAX | 125,215円 | 0円 | 0円 | 0円 | 125,215円 |
3年間利用して更新月に解約した場合は、今度はキャッシュバック特典が高額なGMOとくとくBBが最も実質負担額が少ない結果に。
BIGLOBE WiMAXは、長期間利用すると端末代金の買取りがやはり影響しているようです。
ただし、GMOとくとくBBはキャッシュバック特典の受取が面倒なことで有名なので、端末到着時にAmazonギフト券 10,000 円が受け取れるJPWiMAXのほうが総額も安いうえにリスクも少ないかもしれません。
【まとめ】BIGLOBE WiMAXがおすすめの人
ここまでBIGLOBE WiMAXについて紹介してきました。
ここまでをまとめてみると、BIGLOBE WiMAXがおすすめな人はこんなタイプです。
- 1年未満でWiMAXを解約するかもしれない
- 信頼できる大手のプロバイダでWiMAXを契約したい
- キャッシュバック特典の受取忘れのリスクを回避したい
BIGLOBE WiMAXの場合、解約料金の安さは魅力ですが、端末代金の買取りがネックに。
解約手数料が安い恩恵が得られるのは上記で比較した通り10ヶ月が目安なので、1年未満で解約してしまうかもしれない人にとってはおすすめかもしれません。
つまり、1年以上WiMAXの利用を想定している人にとっては、お得なプロバイダは他社にもたくさんあるということです。
長期間の利用なら、料金の安いGMOとくとくBBやJPWiMAXのほうがBIGLOBEよりもユーザーからの評価は高くなります。