高校生でも副業は可能?
高校生の本業はもちろん学業になりますが、お小遣い欲しさにアルバイトを行っている人も少なくありません。
このアルバイトは副業に当たり、学校によっては校則によって禁止されていることも少なくないでしょう。
アルバイト(副業)を禁止しているにもかかわらず、学校側にバレた場合は停学などの処分を受けることもあるので注意が必要です。
ただし、最近ではスマホで簡単にお金を稼ぐこともできるようになり、学校にバレずに副業ができる時代になっています。
実際、デジタルアーツの調査によると高校生の7割が「ネット上での小遣い稼ぎ」の経験があると回答しており、平均金額は月額10,855円ですが、なかには5万円以上稼いでいる高校生もいます。
ネット系の副業は通学時間や休み時間など空いた時間でコツコツ稼げるし、学校にもバレない、そして、スマホやネットを使い慣れている高校生にとっては最適な副業手段となっているようです。
高校生でも一定額の収入があれば確定申告が必要
高校生でも副業によって収入を得ている場合、アルバイトなどの給与をもらっている場合は給与所得、ネット系の副業によって収入を得ている場合は雑所得に該当します。
飲食店やコンビニなどでアルバイトを行い、給料をもらっている場合は所得税などが控除されているので確定申告の必要はありません。
いっぽう、動画やネットなどの副業から収入を得ている人は所得税等が控除されていないため、税務署で確定申告を行う必要があります。
この場合、主婦や学生、無職の場合は所得が年38万円を超えたら確定申告が必須となり、3月15日までに確定申告を行います。
学生だからといって免除されることはなく、一定以上の収入を得ている場合は学生でも納税義務が発生することを覚えておきましょう。
また、高校生でも小学生でも年間所得の合計額が38万円を超えてしまうと、親の所得計算の際、「扶養控除」の対象外となってしまうため、親も子供の収入を正しく把握しておくことが重要です。
高校生が副業する場合の注意点
高校生にもなればアルバイトをするのも一般的であり、それが現代のスマホやネットの普及によって働き方が多様化してきました。
ただし、本業はあくまで学業であり、副業がスマホで手軽にできるからと言って高校生活に支障をきたさない範囲でやるように注意しましょう。
副業でもライティングやアフィリエイトなど知識やスキルを学んでいくことで将来働く際に役立つ経験を積むことができる案件もたくさんあります。
高校生のうちから少しずつ初めて大学時代も通じてやり続けることで、パソコンスキルはもちろんのこと、プログラムスキルなど就活でアピールできる技術習得を見据えてアフィリエイトなど初めて見るのも1つの方法です。
また、副業を行う際は年齢条件など労働条件をちゃんと確認して後からトラブルに見舞われないよう注意が必要です。
さらに、収入が出た場合、納税義務や親の扶養控除が外れるなど様々な制約も出てくるため、副業を始める際は事前に保護者の許可をもらって行いましょう。